さーて、今日も小学校の課外授業、「かがく部!」。

前回の投稿はこちらです。

実は夏に、ケミカルライト(お祭りの時やコンサートなどで見かける、ポキッと折ると光る棒)で有名な株式会社ルミカの方から講習を受け、試薬をいただいていました。

なので、これを使って今回のテーマは「発光」。

受けた講習は、高校の教師が高校生相手に行うためのものだったので、そのまま使うのは、小学生にはちょっと難しい。

色々、色々、色々考え、迷い、ボランテイアコーディネーターさんに笑い飛ばされ・・・(笑)。

原点に立ち返ってみると、「かがく部!」の狙いは、どきどき、わくわく、を経験してもらって、少しでも理科に関心を持ってもらうこと。

楽しければいいか!という結論に達しました。

今回、私が準備したものの、ごくごく一部。

時間になると、次々登場するテンションの高い小学生たち。

今回は、全然宣伝しなかったのに、なぜかクチコミで広まり、予想以上の人数が集まりました。

今日は、もうぐちゃぐちゃになるかも~。そうなっても仕方がない、楽しければいい!という気持ちでのぞんだので、ほうっておきます。

でも、理科に興味がある子ばっかりなので、「はじめまーす」と言うと、ちゃんと席についてくれました。

身近な例を取り上げ、軽く「興奮するとエネルギーを出して落ち着く」という話をし、すぐに実験。

4種類の液を少しずつ混ぜていくと、大人でも思わず「わぁっ!」と声を出してしまうほど光ります。

わざと机にこぼしたり、光る雑巾を楽しんだり、雑巾に絵を描いたり・・・(笑)。いろいろですが、まずはこの状況を味わいました。

そして、もう一度電気を点け、今度は、色の三原色と光の三原色の話。

色の三原色(赤・青・黄)を全て混ぜると黒になってしまいますが、光の三原色(赤・青・緑)を全て混ぜると白くなります。

我が家の液晶テレビの画面を拡大させた絵を見せると、みんな「ぼくんちのテレビでも見てみよー!」と反応。

こちら、光の三原色の発光物質。

4色(赤・青・黄・緑)の粘土と共に配り、自由に色を作らせてみました。

「一番難しいのは、白」と言い、ヒントを与えると、みんな熱心に色を混ぜ始めます。

もう机の上は大惨事ですが(笑)見ない、見ない。

一人ひとりの目がキラキラ光っていて、真剣に考えながら心から楽しそうに実験をしている様子を見ると、こちらも温かい気持ちになります。

こんなのや

こんなの。

信号の色も。

素晴らしい白ができています。

2時間を終え、満たされた顔の子供たちを見ると、どんなに机がぐちゃぐちゃであろうと、気にならない。私も本当に満たされました。

「超楽しかったー!」の声も嬉しいねぎらい。

さーて、次は何をしようかな・・・?