オーストラリア滞在時に、友人が「オーストラリア版デコさん」と呼ぶ、デジャーデン・ゆかりさんの所に連れて行ってくれた。
ゆかりさんは、サンシャインコースト山部でオージーのご主人、3人の息子さんとパーマカルチャー的な暮らしをされていて(このような表現が正しいのか、いまいち自信がないが・・・)、クリスタルウォーターズや、マレーニを日本に紹介する仕事をされている。

広大な庭!?いや、山で、気持ちのいい風に吹かれながら、お話したり、たくさんの熱帯植物(含密輸品)や日本の野菜、果物が植えられた畑!?いや、これも山を見させていただいたり、つまみ食いさせていただいたり・・・。

「喉が渇いたら、ここのお水を飲むと美味しいのよ」バリッと差し出してくれたのは、バナナの樹から剥がした樹皮というか、枝というか(サイズ1m)。「これでお化粧水を作ると肌がしっとりよ」と言って、わさわさと手渡されたのは、アニシードマートルの枝一束(化粧水と石けんを作るべく、現在仕込み中)。「こっちは、お茶にすると美味しいの」と、レモンマートルの一束。
生のトウモロコシをバリバリ食べている子供たちには、「おしっこは、樹の根元に向かってお願いね~~」。

生ゴミから作った肥料や、下水をミミズや微生物で処理した水を与えられた畑(山)は、人が整えたものではあるけれど、限りなく自然に寄り添っていて、人間もこの循環の一部として生かされている。この空間の幸せな樹々たちに見守られているような豊かな時間を過ごした。

ゆかりさんから放たれている強烈なプラスのエネルギーは、一緒にいるだけで、どんどんこちらを癒していくエネルギーで、友人が「オーストラリア版デコさん」と呼んでいるのがよくわかった。お二人全然違うのだけれど、魂が近い(ように、凡人の私には見える)。

日が暮れる前にキャンプ地に行かなくてはいけなかったので、数時間の滞在であったが、次は、もっとゆっくり過ごしに来たい、そう思わせてくれる豊かな場所であった。