昨冬は、味噌を4種仕込んだ(玄米麹味噌、白米麹味噌、白味噌、麦味噌)。
だけれど、残念なことに、材料はすべて購入している。東京の端の我が家のベランダ菜園で育てるのは、プランターで数苗の大豆が限界。
そこで、今年は、自分たちで育てた大豆で味噌を仕込むという夢を胸に、トージバの大豆レボリューションのトラスト制度に参加、藤沢のがんこ畑で一緒に大豆を育てさせてもらうことになった。

トージバの大豆レボリューションは、知っている人には説明するまでもないが、少しだけ書くと・・・・
持続可能な循環型の地域社会をつくるためにさまざまな「交流の場」を作る試みを行っているトージバ(NPO)が、日本の食卓に欠かせない材料であるにも関わらず、自給率の非常に低い大豆(農林水産庁2004年度食料需給表によると、たった5%なんだそう)を少しでも自給できるように、東京近郊の遊休耕地を借り受け、地の種から育てる活動を行っている。
詳細はこちら・・・http://toziba.net/project/daizu_revo/2009/index.html
それに乗らせていただき、私たちは、今年6坪の大豆畑のオーナーとなったわけ。

がんこ畑の活動日は、基本水曜日。なので、平日勤務の会社員である私たちには、なかなか参加しづらい。2週間前のお盆休みの水曜日に夫とはやたが初参加、そして、土曜日も作業日となっていた先週末、私も初参加した。

夏の農作業は、暑さとの戦い。
8時の作業開始を目指し、お弁当を作って、朝7時に出発。
畑のオーナーのゆりっぺさんは、オーストラリアやNZでWWOOF(有機農家に泊り込みをさせてもらい、手伝いをしながら技術、知識などを学ぶ制度)の経験もある穏やかな雰囲気の女性。
今回作業に参加したのは、私たち家族だけだったが、暑い中、雑草とり、土寄せに精を出した。
ゆりっぺさんのがんこ畑、大豆の場所は、普通の有機農法の畑に近いが、それ以外の部分は、パーマカルチャーを取り入れ、ヒトデ型、カニの爪型と、海をイメージしたデザインの畑になっている。
トマトも、インゲンも、ズッキーニも、レモンも、ユーカリも、スギナも、ドクダミも、野の草も、テントウムシも、カマキリも、みんな対等に同居する畑は、健やかな氣が満ちていた。
予定していた作業が終わった後は、ゆりっぺさんのご自宅でドクダミとスギナで作られたというお茶で一服。パーマカルチャー、自然農、バイオダイナミック農法・・・などという言葉が、普通に通じることがとても嬉しく、ついついおしゃべりに花が咲いた。

その後は、銭湯で汗を流し、お墓参りをしつつ持参のおにぎりで昼食、夫実家でカキ氷を食べて昼寝をさせてもらうという、なんとも「夏!」な一日。
翌日、ばててしまったのがちょっと情けないけれど、これからも、ちょくちょく可能な限り、作業には参加させていただきたいな、と思った。