ついこの間まで暑さでうだっていたのに、もう金木犀の香る10月。

来年の手帳の封を開けました。

手帳は、ここ2年佐々木かをりさん監修の「アクションプランナー」を使っています。これで3冊目。

佐々木かをりさんが「すごい人だ!」と思ったのは、妊娠中に著書「妊婦だって働くよ」を読んだとき。

今の私だったら、妊娠中、産後すぐにこんなにばりばり働かなくても・・・と思うかもしれませんが、当時男性ばかりの職場の中で、部署始まって以来初の妊婦・・・という立場だったから、この本には共感し、いろいろなことを参考にしました。

妊娠、出産というのは、自然な営みだから、上手に工夫して、使えるものは使って、働き続ける知恵を書いてあった本のように覚えています(違っていたらごめんなさい)。

その後大分経ってから、佐々木かをりさんが、私の働く会社で講演をされたことがあり、出席はできなかったけれど、その時のDVDを借りました。

会社で嫌なことがあったら、即効で洗面所に行き、大きな声を出して、腕やら身体を、わーっと振って、嫌な気持ちをふるい落とす、という技に、ほぉ!と思いました。まだ女性が社会で働くことが珍しかった頃から、一貫して女性が働くことを応援し、ビジネスマインドを育てる支援をしてきた方です。

そんな佐々木かをりさんがフランスで見つけ、使いやすい!と日本版を企画されたアクションプランナーは、見開き1週間の手帳で「時間を点から面で管理する」という考え方を膨らませるために、30分毎の計画が書けるようになっています。

私は、そんなに分刻みで行動しているわけではないし、スケジュールを埋めることに喜びを感じる人ではないけれど、色んな所からいろんな予定が立て続けに入ってきて、ちょっとしたパニックになりそうな時も、この手帳に整理して書くと、心穏やかになってきます。やらなきゃいけないことの量は変わらないとしても、心持ちが変わるだけで、ゆとりが生まれる気がします。

余計なことに気持ちを波立たせたりしないですむ、とでも言うのでしょうか。

赤いのが今年の手帳、ネイビーが来年の。「やるべきこと」に追われないよう、「時間」に振り回されないために、来年も私の助けとなってくれますように。