保育園の年長のころから、息子の七夕のお願いは、「大きくなったらラグビー選手になりたい」。

きっとお父さんが昔やっていた・・・というのを聞いてのことでしょう。

私は、ラグビーのことは全然分からないので、なんだか人の上にどんどん積み重なって野蛮な感じだし、怪我は多いし、洗濯ものは泥んこだし、あまり乗り気ではありませんでした。

でも、強く強く願っていた息子の夢は叶い、3年生になって解禁。ゴールデンウィークから毎週日曜日、近く(とは言っても車で20分ほど)のラグビースクールに通い始めました。

田植えの翌日の日曜日は、富士吉田で関東地方の10数チームが集まっての大きな交流試合でした。

到着した朝に渡された初めてのユニフォーム。幼い顔立ちの息子ですが、なかなか凛々しい感じになると、ちょっと親ばか。

少年らしさも出てくるけれど、まだまだ素早く靴紐を結ぶことが難しくて主審に結んでもらったりしている3年生。素直な懸命さが伝わってきて、なんともすがすがしい試合でした。

コーチのみなさん(熱いお父さんたちを中心に、たくさん!)も、トライを決めた子ばかりでなく、果敢にタックルに挑んだ子にも「○○助かったよ!」、いい場所でボールを受け取った子には「ナイスフォロー!」と的確に声を掛け、励まして下さいます。

初めての試合ながら息子は、スターティングメンバーで出させていただき、相手と絡んで転んで泣いた数分以外はフル出場で、トライ2回とナイスタックル多数。

なんと彼のスクールは、全学年が全勝(3戦ずつ)でした。
いつまでも甘えん坊だと思っていた息子が、なかなかやるなぁ、と少し眩しくも感じた初夏の一日でした。