今年の連休は、めいっぱい自然に親しむことができました。

オンタイムで書くことが出来ませんでしたが、順番にご報告させていただきますね。

まず、4月末の前半ですが、恒例のアファンの森へ・・・でも、その前に、八ヶ岳のふもとにある、「循環の家」というところを訪れました。

「循環の家」というのは、一言で言ってしまえば、アトリエDEFという工務店さんのモデルハウス・・・なのですが、そんな一言で片づけられるものではありません。

アトリエDEFは、自然の循環をできるだけ止めないような、家づくり、古くて新しい豊かな暮らし方を提案している工務店さんです。

自然の理にかなった家、というと、無垢の木の床、漆喰の壁、太陽エネルギーの有効利用など思い浮かびますが、「循環の家」は、もっともっと奥深いのです。

玄関からこんにちは~!とのぞくと、そこは土間、そして、そのまま土足で裏庭に行けるようになっています。

土間を作ると、お友達が集いやすい、庭でとれた作物を持って入るにに便利、汚れたままの体で部屋に上がる必要がない、だけではありません。

薪ストーブを炊くのにもとても合理的なうえ、その薪ストーブの熱を家中に循環させるのにも適しているのです。うーむ、すごい。
土間を抜けた庭は、パーマカルチャーデザイナーの四井さんデザインによるもの。

パーマカルチャーを意識した庭には必ずと言っていいほど作られる、スパイラルガーデン(写真を撮るのを忘れてしまいましたが。緩やかな山型に作ったらせん状の花壇。このような形にすることで、狭い場所でも、日当たり、水はけなどさまざまな環境を作り、それぞれに適した多種のハーブを植えることができます)ももちろんありました。

我が家でもいずれ取り入れたいなぁ、と思っている雨水を溜めるタンク(地下)と蛇口。

薪置場の屋根には草が植えられ、グリーントップガーデンとなっていました。

みみずコンポスト。実は我が家でも1年あまりみみずを飼っていましたが、デリケート故、台風の時に大脱走されてしまいました(涙)。

下水は、バイオジオフィルターを通ってビオトープの池へ。

バイオジオフィルターというのも、パーマカルチャーではよく出てきますが、自然のシステムを使って排水を浄化するシステムで、具体的には、砂利の濾過作用、微生物による分解、植物による吸収などを利用します。

写真に見える、砂利の通路の下を排水が通っています。いずれここにも排水中の有機物を栄養とするような植物を植えたいのだそうです。

ビオトープの池は、たくさんの生物を呼び寄せますし、農業用水として使ったり、防火用水にすることもできますね。

夫は畑作りのお手伝い。

この美しい球、なんだかわかりますか?

漆喰で作った球を、丹念に磨くとこんなに艶が出るのだそうです。

マイケルジャクソンになったつもりの息子^m^

こちらは、かまど小屋。

かまどの神様の下で

火をおこす息子。

大量のコロッケを揚げました。

こんな立派なぬかくど、見たの初めて!ぬか(糠)くどは、お米を食べた後のもみ殻を燃料としてご飯を炊くかまどです。

今回は使いませんでしたが、適切な量のもみ殻を使うと、火加減などせずに美味しいご飯が炊けます。何も無駄にしない昔の人の智恵は、本当にすごいです。

実はこれ、ペール缶で作っていらっしゃる方々もいらっしゃるんです(私は作ったことありませんが)。すごいなぁ。

お湯は、薪ボイラーで。薪を燃やしておくと、水道の蛇口からお湯が出ます(火をおこすのが大変な時は、ガスにつなぐこともできます)。

環境の家の面白いところは、ここで泊まらせていただくこともできること。

土間の薪ストーブでほっこり豊かな気持ちに。薪ボイラーで炊いたお風呂に入りました。

普通の住宅街で、どこまで自然にそくした生活ができるか。いつか、自分たちの手で、こんな家が建てられるといいなぁ。