「土と平和の祭典」ってご存知ですか?

土を愛し、平和を愛し、日本の食や種を守ろう、という思いのある人たちが日本中から(←ちょっと大げさ)集まる年に一度のお祭り。

今年も開かれました。

1週間前までは、行くのを迷っていたのですが、とんとんとんとんとーんと話が進み、「断然行く!」との気持ちになりました。

前日の冷たい雨も上がり、からりと秋晴れの一日。

朝一番に行くことはできなかったのですが、都会の真ん中、日比谷公園では、午前中からよい氣が渦巻いていました。

今回は、会いたい人、会わせたい人たち、見たいもの、聞きたい話がてんこ盛り。

いつもこういうお祭りは、家族で行くのですが、今回は今が旬の町田放射能市民測定室の仲間にも声を掛けてみました。

福島県会津地方から久しぶりに出てきたやすさんに会えて嬉しかった。(これが私の一番の目的でした)

やすさんに出会ったのは7年くらい前。ブラウンズフィールドで合宿を行った際に、留守番をしていたやすさんと話が盛り上がり、近い価値観を感じました。

その後やすさんは、喜多方市の山都で自給自足生活をスタート。

ネットでほそぼそと繋がり続けたり、千葉で会ったり。

震災の後も、比較的被害の少なかった会津地方で土とともに暮らすやすさんは、なかなか会えないけれど、私の中の静かな拠り所になっています。

たくさんのことを教えてくれて、出会いをくれた自然育児友の会のいとうえみこさん。

母乳育児や、自然の則した子育てをずっと長いこと広めてきたえみこさんは、震災後は放射能汚染を不安に思う母たちを繋げ、ポジティブな動きを生み出す活動をしています。

毎日駆け回っていて、本当に忙しいでしょうに、いつも優しく穏やかで美しい微笑みを浮かべている、大好きな方です。

大大尊敬する、非電化工房の藤村先生。

始めて藤村先生の講演を聞いたのは、6年前。

バリバリの工学博士の藤村先生は、科学を否定することなく、でも、ちょっぴり電気の使用量を減らす、愉快な生活を提案する発明家です。

そのバランス感覚と、優しいお人柄が素晴らしく、弟子入りしたい!と思っていたほどです。

湘南に構えていらっしゃった工房を那須に移してからの震災。ご存知のように、那須は、ホットスポット呼ばれる土地。

原発を許してしまった大人の責任、大人の力で子供たちを守ろう、と「那須を希望の砦にしよう」プロジェクトを立ち上げられています。

私の目指す、科学と自然の豊かなバランスを体現してくださっている先生のお話を間近で聞き、一緒に写真を撮っていただいて、嬉しかった。

そして、日本中を自転車で旅して、愛を説く紙芝居をしているACOちゃん。

強く願っていればかならず会える、と言われているACOちゃんに、ようやく会えました。

「ひさしぶり~。どこで会ったっけ?」とにっこり小さく手をふるACOちゃんの顔を見て声を聞くだけでなんだか癒されます。

ほんの数日前に出会ったばかりの方が、実は、土と平和の祭典でブースを出しておられるのにも会いました。

初めて聞く、ペルーのグリーンナッツオイルという油。

試食させていただいたら、野菜のような爽やかさを持つ極上のオイル。

身体にもとてもいいのだそうで、お買い上げ~♪

その他にも、大豆レボリューションやパーマカルチャーを通じて出会った人、自然育児を通じて出会った人、自然療法を通じて出会った人・・・たくさんの人たちと久しぶりの再会をして、なんとも満たされた時間でした。

その上、これから長く強いお付き合いになるであろう測定室の仲間たちに、こういった人たちを紹介することもできたのは、嬉しかった(いささか強引だったか?もしかしたら多少カルチャーショックを受けていたかしら?)。

ちょっぴり体調が悪いのを押して出かけたのですが、本当に、本当に行ってよかった。

一年分のパワーをいただけたような気がします。

(今回、せっかくカメラを持っていったのに、(1)露出の設定を間違えてしまった、(2)いろんな人に会うのに夢中になってしまった、で全然写真がありません・・・ごめんなさい)