今年も行ってきました。CWニコルさんの黒姫アファンの森。
昨年の植林からすでに1年以上経っていたのですね・・・びっくりです。
毎回書いていますが、アファンの森は、CWニコルさんが放置されて「幽霊森」になってしまった日本の森の様子に心を痛め、少しずつ資金を集め、よみがえらせている森です。
2010年の投稿はこちら。
2011年の投稿はこちら。
そして、CWニコルさんの本については、こちら。
ニコルさんの本にもたびたび登場する「森の番人」松木さんは、残念ながら昨年度をもって勇退されてしまったので、毎年楽しみにしていた軽妙な語り口を聞くことが出来ませんでした。
でも、スタッフの方々はずいぶん増え、みなさんでこつこつと森を守り、よみがえらせる作業を続けてくださっています。
雨続きの天気予報でしたが、私たちの散策の時間帯は、雨もやみ、生命力あふれる梅雨時の森を見ることが出来ました。
今年は、精油にもなっているようなすばらしい香りの樹にたくさん出会えたことが印象的でした。
お馴染みのクロモジ、においこぶし、みずめざくら・・・
お茶目な名前のあぶらちゃんは、さわやかな香りの実を実らせます。
アップ!ブログでは香りの感動をお伝えできないのが残念。
たまがわほととぎす
普段見る赤紫色のほととぎすと同じ形なのに黄色い!
エンレイソウ
ハナイカダ
ハリーポッターで、みんなが欲しがっていた最強の杖は、ニワトコから作られていました。
これは・・・!
クスサン(Mr.くす、ではないです^^)という蛾の幼虫で、幼児名(?)は、「しらがだゆう」とか「しらがたろう」呼ばれたりするんですって!
なんかすごいですよね・・・。ネーミングセンスが素晴らしい。
こんな繭を作って、さなぎになります。
化けてます、化けてます!見えますか?
のんびり2時間の散策、今年もよい氣をいっぱい浴びることができました。
そうそう、新しいトイレが出来ていました!
なんと、画期的な水洗のバイオトイレ。
オーストラリアでパーマカルチャーをやっている家庭の多くには、Biolitixと呼ばれる水洗トイレが設置されていました。
一見普通の水洗トイレのように見えましたが、使用済み汚水(という言い方はいあまり適切ではないと思いますが・・・)は、ミミズの所に行きミミズに処理をしてもらった後に、栄養価の高い水として畑に撒かれる、というものです。
でもこの素晴らしいトイレ、日本では厚生労働省が定める基準に合致しない、との理由から残念ながら設置することが出来ないのでした。
今回アファンの森で見たトイレは、一見Biolitixのようにも見えましたが、地下に埋められた3トンのタンクの中で菌によって処理され、そのままトイレ用の水として循環されるシステムなのだそうです。
なるほど~~。これなら日本でも認可を得ることができるのですね。
清潔で気持ちのよいトイレでした。もちろん、においなんか全然しません。
アファンにぴったりのトイレでした。
(去年までは、隣のゲストハウスのトイレをお借りしていたのですが、そこは、内装や置いてある小物にニコルさんの気配が感じられ、それも嬉しかったのですが)
実は、今回のアファンの森訪問では、初のナイトハイクも楽しみました。それについては、また次の投稿で。