予告どおり、東京学芸大学で行われた「科学の祭典」のお手伝いに行ってきました。

「祭典」の名に恥じない、予想をはるかに上回る規模の、バラエティに富んだ楽しい(たぶん・・・全然回れなかったけれど)会でした。

私はほとんどの時間iCEFのお手伝いで実験検定をやっていました。

iCEFというのは、私の友人を中心とした何人かの中学高校の理科の先生たちが立ち上げた「理科に親しもう」というコンセプトの団体です。

ここでは、「化学検定」、「実験検定」というのをやることで、子ども~若者たちに化学の楽しさを知ってもらうと同時に、実験の正しい基礎技術を身につけてもらう、と言う活動を行っています。

今日の祭典でやったのは2つ。

(1)人工いくらを作ろう!
容器に入れた、無色の水の中に、赤い水、青い水を駒込ピペットを使ってぽたり、ぽたり、とたらしていくと・・・・

なんと!かわいい丸い「いくら」になるのです!

昔の安いいくらはこうやって人工的に作っていたなんて話もあったりなかったり。

可愛らしい粒々ができていくのは、大人でもにっこりしてしまいます。

(2)色がどんどん変わる不思議な水(私は、主にこちらでお手伝い)。

オレンジ色のうがい薬に、ビタミンC、ぶどうジュース、重曹水と順番に加えていくと、思いがけない色の変化が!

液体を混ぜると色が変わる、と言う「実験」らしい実験に、子どもたちは驚きの声を上げていました。

検定に合格すると、こんなニカエル君バッジがもらえます♪

一番奥の分かりにくい部屋が割り当てられたにも関わらず、大盛況で、二つの実験あわせて延べ300人ほどの人が実験に参加してくださいました。

お台所にあるものばかりで、こんな楽しい実験ができることがわかったら、少しは理科に対する見方も変わるかな?

午後からやってきた息子は、あまりにたくさんの部屋に、どこに行こうか・・・迷ったようです。

行列だったところも多かったようですが、色々楽しんで来ていました。

私が唯一見に行けたのは、「フラーレン」を作ろう。

会社員時代は、フラーレン作っている人がすぐ横にいたり、フラーレンを顕微鏡で見たりもしていたので、うふふ・・・な感じです。

PPバンド(大きな段ボール箱などをまとめる?ときに使う、幅広の硬いテープ)を使って・・・
フラーレンの出来上がり!(あ、これは、フラーレンより小さい簡易バージョンですね)

なかなか、美しいです。

ほとんど見て回ることができなかったけれど、目の錯覚、コンピュータを使ったもの、美味しいもの作り、実験、工作、マジック・・・等々。

一口に「科学」と言っても本当にさまざまなものがあって、理科好きじゃなくても、おお!と思うものもたくさんあったようです。

高校時代の物理の先生にもお会いできました!

充実の一日。

みんなも「理科って楽しい!」と思ってくれたかなぁ。