今朝のリビングの温度。

6.8℃なり。

家の中で息が白いです。

今日みたいにお天気のいい日は陽射しも入ってきてぽかぽかなのですが、雲の厚い日は、湯たんぽの上に足を乗せて仕事をしています。

さて、「作ろう!」シリーズ、今回も長い長い間温めた末の「念願かなって!」です。

手元に置いて何度でも読みたい本、読むたびに印象のかわる本、と言うのがありますが、私にとって曾野綾子さんの「太郎物語」はそんな本の1つです。(とは言え、もう10年以上も読んでいないので、また読もうかな、と思っています。)

この中に出てくるのです。

『これね、能登のゆべしなの。大きなゆずの中に、モチゴメのふかしたのを詰めて、シベリヤから吹いてくる風のなかにおいといて、又ふかして、又干して、と言う具合にして作るんですって。こんなに小さくなってるけど、もとのゆずは、信じられないくらい大きいんですって』(曾野綾子「太郎物語・大学編」より)

ずっと食べてみたい、食べてみたいと思っていたその憧れのゆべしを初めて食べたのは、大学生の頃に友人たちと行った金沢旅行で。

貧乏学生だったので、「清水の舞台」的な買い物でしたが、ようやく出逢えてとても嬉しかったのを覚えています。

そして、作りたい、作りたいと思って早20年以上。

先日息子と一緒に観に行った映画、「武士の献立」になんと出てきたのです!
(この映画、戦国時代大好き、お料理大好きの息子のためにあるような映画だと思い観に行ったのですが、私も楽しめました^^)

タイミングよく、大切な友人から貴重な高知の枯木(こぼく)の柚子をいただき、さらに、お正月にお義姉さんが作ってくれ・・・これはもう作るしかないでしょ!

もちろん、念入りに調査、調査。

お取り寄せもして、レシピも検討して・・・でも、あまり詳しく書いてあるものはないんですね。

頭の中でたくさんの試行錯誤をした私の作り方はこちらです。
(色々なレシピがありましたが、自分の好みの味を再現できるように考えたもので、まだ完成していないので保証はできません)

<材料>

枯木柚子・・・大5個
ひよこ豆味噌・・・130g
ゆべし粉(上新粉が入手できなかったので・・・もち米を蒸して、粉にして、煎ったものだそうです)・・・85g
てんさい糖・・・30g
くるみ・・・適量
お酒・・・適量

まず、柚子の上部を切り、中身をくりぬきます。

もちろん、果汁も種も大切なので取っておきます。

中の白いワタの部分を、スプーンで丁寧に削り取ります。

穴があいたり、破けたりしないように慎重に。

こんな感じになります。

味噌をすり鉢であたって滑らかにし、そこにくるみ以外の材料と柚子果汁を加えます(今回、2個はくるみなし、3個をくるみ入りにしました)。これがタネです。

タネを柚子の皮に7分目くらいまで入れ、

これを、蒸し器に並べます(反省点・・・もっと柚子の穴を小さく、そしてぎゅぎゅっと並べればよかった)。

そして、今回は、35分ほど蒸しました。

ここでちょっと失敗。皮が薄かったのと、蒸すことで中身が重く、ゆるくなってしまったので、一部だらっとなって溢れてしまいました。

形を整えて冷まします。

半紙に包んで、本来であれば(北陸のものなので)軒先で寒風にさらすのですが、関東だとちょっと怖いので、お天気や気温を見ながら外やら冷蔵庫やらで半年くらい干したり、蒸したりを繰り返したいと思います。

目指すは、こんな感じ・・・これは、老舗中浦屋さんの「丸柚餅子」。

うまく出来るかな・・・?楽しみ楽しみ。

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