岡山到着の翌日は、講座の打ち合わせをしつつ、今回ずっとお世話になったrainbowさんが彼女自身の好きな場所を案内してくれました。

rainbowさんは、セミナーをきっかけに実は数回しか会ったことがないのだけれど、ブログやメールを通じてやり取りをし、性格は全然違うのに深くまで信頼し語り合える貴重な友人です(と私は思っています)。

なので、彼女が好きな場所なら、きっと私も好きなはず!

彼女の生徒さんであるNちゃん(とても可愛く聡明なお嬢さん)が運転してくれて、何もかも至れりつくせり。本当に私は幸せ者です。

連れて行っていただいたのは、憧れの倉敷。

勝山もそうでしたが、ここ倉敷はもちろんよく知られた(でも私は失念していた)、古い町並みが保存されている場所。

どこもかしこも「絵になる」、そしてエネルギーあふれる場所でした。

以前に蚤の市で手に入れた備前の一輪挿しが、姿が美しいだけでなく、水を浄化する力が強いので、よい備前焼に出会ったらつれて帰りたいと思っていました。

そして、出会ってしまいました。

宮尾昌宏さんの5寸皿。

5枚買うのはちょっと手が届かないので、家族の人数分だけ。

お店の方が10枚位並べてくださった中から、じっくり(というか直感で)選びました。

私が選んだ3枚が、rainbowさんの選んでくれた3枚とぴったり一致していたのはちょっとした驚き。

素敵な町並みのなかに突如として現れたのは、倉敷意匠

「倉敷」という店名であるにも関わらず、こんなところにあると全く思っていなかったのでびっくりしながらも自分のボケ具合にあきれ・・・。

最近はそうでもないけれど、以前は飽きずに何度も何度もカタログを見ていたお店です。

お買い物こそしなかったけれど、お店の中をじっくり見て回るだけで豊かな気分に。

日本の職人の素晴らしさを改めて感じました。

今回rainbowさんが一番連れて行ってくれたかったお店が、MUNI というチャイニーズカーペットのお店。

絨毯と言えばペルシャ。だから、中国の絨毯なんて意識したこともありませんでした。

ここの絨毯は、明朝末期から清朝初期(16~18世紀)の中国の古典柄の絨毯(アンティーク・チャイニーズ・ラグ)を蘇らせたもの。

灘羊(たんやん)という中国の羊の生後3ヶ月までの仔羊と秋に刈り取るウールだけで作られ、手で紡ぎ、植物染料で染められたこの絨毯は、100年の使用に耐えられるものなのだそうです。

それぞれの柄に意味があって、そのお話しを聞いているだけでも楽しい。

うっとりするような手触りの、豊かな絨毯でした。

面白いことに、それぞれの人に「似合う」柄と色が違うんです!びっくり。

当初は購入する気などなかったのですが、お店の方が16年使ったというチェアラグ(椅子に乗せる座布団サイズの小さいラグ)を見せてくださったときに、その艶と藍色の深さに打たれてしまいました。

そして、その時にいらっしゃった方たち、満場一致で「私に似合う」と選んでくださったチェアラグ(お店の方は、全く!!!押し付けがましいセールスなどされませんでした。ただただ、ラグが好き!ってだけで)をつれて帰ることにしてしまいました。

龍(力と善の守護神)と七宝の柄だそうです。

私にとっては清水の舞台から飛び降りるお買い物でしたが、今もPCの前の仕事椅子に置いて、確実に私にエネルギーをくれています。

夫や息子も連れて行って選べたらいいなぁ、と思っています。

だんだん日もかげってきたので、ちょっと足を速めて、でもやはりお勧めの蜂蜜やさんでソフトクリームを食べて、倉敷を後にしました。

ずっとrainbowさんと一緒に案内をしてくれたNちゃんとは別れ、夕飯は、これまたrainbowさんお勧めの「やさい食堂 こやま」へ。
お店も素敵で、お食事も素晴らしく美味しく、そして何よりお母さんがとても素敵でした。

どこのお店に行ってもrainbowさんがお店の方に愛され慕われているのを見て、なんだかとても嬉しく誇りに思いました。

しかし・・・ここに来るまで、ものすごくハードに仕事が詰まっていて、しかも初の岡山の大型講座に緊張していたものだから、前日、この日と盛りだくさんで頭痛を感じ始めていました。

泊まるところに帰って、この日一番の贅沢、rainbowさんによるクォンタム・ヒーリングを受けさせていただきました。

ゆがんだ骨格を優しく戻し、そのあと、オリジナルのマッサージを受けたら、私の頑固な頭痛も楽になり、その晩はぐっすり眠ることが出来ました。

ああ、なんて幸せ。

講座も頑張るしかないです!