ソメイヨシノよ、咲くな、咲くな、と念じながら過ごしてきたこの10日間。

先週金曜日、南アルプスと八ヶ岳の麓、白州にきのこの植菌をしに行ってきました。

友人たちが昨年やっていた報告を聞き、何度もしつこく「来年は、誘ってね!」とお願いして、念願がかないました。

一般的に、きのこの植菌は、「ソメイヨシノが咲く前に」と言われています。白州は、ぎりぎりまだ咲いていない状態でした。

この日に先立ち、「植菌の会」と名付けられたグループで交わされたメッセージの奥深かったこと・・・どんどんわくわくは高まり、前日はほとんど眠れないほどでした。

向かったのは、白州で地給知足な暮らしを営まれているわたなべあきひこさん(→☆)のお宅。

30台ほどの車の集会があったこともあると言う素敵なお宅の裏には、たくさんの動物が住む里山と林が広がっていました。(写真は、ひっそりと咲いていたカタクリの花)

「きのこを育てる」。私にとって、これまで、クヌギなどの原木に穴をあけて、椎茸菌が植えられた木片を打ち込み、椎茸を育てることでした。

しかし、今回は、そんなものじゃありません!

きのこは、もちろん椎茸以外にも何10、何100種類(もっと?)とあり、考えてみれば当たり前のことなのですが、それぞれ生えている場所が異なり、相性のよい樹があります。

よく知られているのは、松の根元に生える松茸とか、榎の根本に生えるエノキダケとか。

今回は、みなさん持ちよった(持ち寄れない都会のネズミ、残念すぎます)くぬぎ、こなら、くるみ、桜、樫に、椎茸3種、ひらたけ、くりたけ、なめこを色々な組み合わせで植え付けました。

おろすのがもったいなくて、ずっと大切にしまっていたきのこの手ぬぐいby バンちゃん。今日おろさずに、いつおろす!?ということで、お披露目。

あきひこさんに、樹の切り方などの講義を受けます。

よく目にする「椎茸のほだ木」と言うのは、太さ10数センチ、長さ60センチ~1メートルほどの木の胴周りに菌が植えられていますが、短木栽培という方法では、もう少し太い木を輪切りにして(これを玉切りと言います)、断面に菌を植え付けます。

菌の成長のしやすさや、樹の形から、できるだけ元の形に忠実に戻したいので、切る前には印を付けチェーンソーで切ります。

私も、チェーンソー初体験!させていただきました。これは、くるみ。

チェーンソーで切ったばかりの向かい合う断面にドリルで穴をあけます。

その間、菌の準備もします。

瓶の中は、もりもり元気に育った菌糸でパンパン。

逆さにしても出てこないので、カッターで切ってしまいます。

目的の菌を培養させた種菌と、おがくずをまぜまぜ。手がすべすべになるような気がする~☆。

最初から手がすべすべの子も、熱心に混ぜます。可愛い・・・。

ここに、ぎゅっと絞ったら滴るくらい水を加え、おが菌の出来上がり。

まずは、えのきになめこ菌を。

こちらは、山桜。断面が美しい。

植菌棒という、赤ちゃん鳥にえさをやるスポイトの大きい版みたいなので、ドリルで開けた穴におが菌を注入。これが楽しい!

さらにこの上に、おが菌を盛り、

同じようにして断面の穴におが菌を詰めた相方さんを、

できるだけ元の向きにあわせてサンドイッチ状に重ねるのです。

しばらくは、この状態でラップで巻いてとめ、菌が断面から木の中に繁殖していくのを待つのですって。

この方法は、菌がまわりやすいので、早ければ半年後にきのこがお目見えする可能性もあるとか!楽しみだなぁ。

まだまだ長いので、<つづく→☆

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