息子が学校で作ってきたあんぱん。

がっつり気合が入っていて、なかなか食べ応えがありました。

息子が1年生の最初の保護者会の時のこと、子どもたちがクラスに馴染むように、毎朝色々なテーマについて一言ずつ発表するのだというお話がありました。

「『好きなテレビは?』という質問の時にも、『大人のテレビ』なんて答えも出てきて、面白いんですよ」と先生。

保護者の間にも苦笑が走りました。

あまりテレビを見る習慣のない我が家、息子はなんと答えたのかな?と聞くと、『大人のテレビ』と答えたと。

びっくりして「大人のテレビってどういうテレビ?」と聞くと、「7時のニュースとかそういうの」との答えでした。

ちゃんと聞いてみないと分からないものですね。

『好きな食べ物は?』という質問には、『きゅうりに味噌をつけたの』と答えたそうです。

(うちの畑で採れた)きゅうりに(自家製の)味噌をつけたの・・・なんだけどな・・・なんて思ってしまうのは親の見栄、エゴですね。

そう言えば、3年生の作品展に、富士山と黒い何かを作って提出した息子。「神の墓」という題名にびっくりどっきりしてしまいました。

それも、聞いてみれば、「富士山の頂上は、神様の領域だから」という答えでした(これに関しては、こちらの投稿に書きました)。

ホメオパスとしてコンサルテーションを行うときには、『偏見なき観察者』たれ、と言われます。

『偏見』という言葉、日本語ではちょっとネガティブな印象がありますが、それは言い換えれば『自分のものさしで見るな』ということなのですね。

クライアントさんが語る言葉の一つ一つに「それはどういう意味?」と聞くのは、決してホメオパスの理解力が低いのでも、意地悪なのでもありません。

語られた言葉の奥には、それぞれの人のバックグラウンド、尺度、ものさしがあるのですね。

だから、その表現に隠された心の動き、想い、などを正しく汲み取るためには、クリアな心で、慎重にお話を聴く必要があるのです。

子育ての一つ一つが、日常生活の一つ一つが、ホメオパス、セラピストとして成長していくため重要な糧になるんだなぁ、と日々思っています。