熟成していた石けんが、出来上がりました。
作っていたときの記事はこちら。
この石けんは温度管理が難しく、また、色の出し方に工夫がいるので、あまりしょっちゅうは作っていません。
今回も一時は温度が上がりすぎてしまったかと青ざめましたが、なんとか大丈夫でした。
「あいの色」
染色はお遊び程度でしかやったことがないのですが、とても興味を持っている分野のひとつです。
藍を使ったこの石けんを初めて作ったのは2006年でした。
そこから、さらにさかのぼること7年ほど、会社で発電関連の自由研究をしていて、色素の勉強をし、染物屋さんのカタログを取り寄せていました。
カタログは、ずーっと会社のデスクの中にありしたが、プロジェクトが終わっても廃棄することが出来ず、自宅に持ち帰っていました。石けんを作るようになってからは、いつか藍を使って石けんを作ってみたいな、と思っていました。
藍(インディゴ)は、藍染や、ジーンズの色など、日本人にとってもとても馴染みの深い染料の1つですね。
マムシ除けのためにジーンズをインディゴで染めていた、という話は有名ですが、そればかりでなく「肌荒れ、冷え性、汗疹を防ぐ、防虫効果、殺菌効果、鎮静効果」なども知られている薬草でもあるのです。
日本の藍染めで作られた布や服も、その美しさだけでなく、防虫、防マムシ(なんて言葉があるのか?)効果や抗菌作用から重宝されていたようです。
漢方薬としても多くの書物に記載されています。
石けんに藍を使うことは、これらの効果を期待しているわけではありませんが、それでも、この美しい色は、お風呂タイムをよりリラックスしたものにしてくれる気がします。
なので、清々しい中に、少しだけ甘さを含ませた香りにしてみました。
発酵などの段階を踏む本当の藍染め。
いつかご縁があったら体験してみたいな、と思っています。
写真の中のお皿はREGARDS(ルギャール)、タオルはワッフル織りのリネンです。
どちらも大切なお気に入り。
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