これまでも何度か書いていますが、息子の通う小学校は、公立学校であるにも関わらず、スーパー・ボランティアコーディネーターさんと、多くの地域の方々のおかげで、通り一遍ではない、たくさんの体験学習や課外活動が用意されています。

そんな中の一つに、月に一回の「かがく部!」というのがあります。

第一回目に参加した息子の報告によれば、講師はボランティアコーディネーターさんお一人だったとのことで、「是非、お手伝いをさせてください」とメールをした私。

そしたら、みるみる乗せられ・・・(笑)、今月は、私が実験教室をやることになりました。

「あなだだったら何をやる?」と聞かれ、やっぱり私がやるとしたら、、ありきたりではあるけれど、まずは「電池」とお答えしました。(あ、私は、20年の会社員時代、ずっと二次電池の研究開発を行っていました)

で、「かがく部!実験講座・キッチンde発電」。

夜なべをして組み立てたパーツはこちら。

そして、運んで行った荷物はこちら!

集まったのは、1年生から5年生まで17人(+大人1人)。

小学生って、たくさん集まれば集まるほど、楽しいけれど予想がつかない。

たとえば前回は、カラー粘土を使って分子模型を作ったのですが、青と赤と緑とピンクを丸めて巨大「汚い色」ボールを作っちゃう子、「安全安心・小麦粉粘土」と書いてあるからと、食べてしまう子・・・など。

だ」から腹をくくって行きました。

ぐちゃぐちゃになるかもしれない、壊しちゃう子もいるかもしれない、何が起こるかわからない!怪我さえなければ、よしとしよう、と。

いやー、予想を覆すことはたくさん起きて、子どもたちのクリエイティビティには脱帽。本当に楽しかった。

最初に作ったのは、レモン電池。かすかな音を出している電子オルゴールに聞き入る子供たち。

あまりに小さな音なので、みんなで力を合わせよう!と、2人、3人の電池を繋いでみたりもしました。

そのあとは、自由に電解質を作っての電池作り。

人参、じゃが芋、純水、アクエリアス、醤油、お酢・・・など準備していきました。

出来た!と見せてくれた子のビーカーの中には、薄茶色の甘酸っぱしょっぱい匂いの液体の中にぷかぷか浮かぶ人参とじゃが芋の切れ端!

ああ、写真撮っておけばよかった~(笑)

時間が押してしまって、一番楽しみにしていた実験(人間電池)までたどり着かなかったことは悔やまれますが、それでも、子供たちの歓声を聞けて、笑顔を見れて、本当に楽しいひと時でした。

こういう子たちを見ていると、「理科離れ」なんて、大人たちが勝手に言っていることなんじゃないか、という気がしてきます。

片づけた後の帰り道、たまたま一緒になった一人のお母さん。「かがく部!超絶楽しかった、って言ってたよ~」と。

嬉しい~~~~~!

こちらが、前回作ったエタンの分子模型です。

金曜日は、とある都立高校に、「英語で化学実験」の授業のお手伝いに行ってきます。本業とは別に、いろいろご縁がつながって嬉しいです。