友人に声を掛けてもらい、近所の小学校で行われた「肥田舜太郎先生と映画『ひろしま』を観る会」に参加しました。
Facebookでもシェアした内容ですが、こちらにも書かせていただきます。
広島原爆投下当時、彼の地にて治療に当たられた肥田舜太郎先生94歳より・・・。
「日本人は、自分の命に対してあっさりしすぎている。世界でたったひとつの自分の命は、自分で責任を持って守らなくてはいけない。それは、生き方、食べ方、働き方を考えると言う意味。」
「自分の命の主人公となり、自分の主治医は自分であるという意識をもって。どこの誰だかわからない医者に命を全て預けるなんて、そんな粗末に扱ってはいけない。」
「(東北から関東にかけて多くの人が原子力発電所事故の影響で被曝をしているが)、起こるかもしれない病気を起こさないこともできる。それは、早寝早起きをして太陽と一緒に生きる。食べすぎず、よく噛むこと。」
「孫、ひ孫が幸せに暮らせる環境のために動こう。それは、時間があればではなくて、時間を作って。」
「私は、自分の全人格をかけて正しいことは、きちんと言う。」
ご高齢ですが、肥田先生は、1時間半の間ずっと立ったままで、しっかりとしたお声でお話してくださいました。
惨状を体験し、その後の情報統制を経験された先生ならではの、心のこもった素晴らしいお話、毅然と生きてこられた方の、強く優しく温かいエネルギーを感じました。
大人としての責任、私たちがやるべきことについて、深く考えさせられました。
※写真は、内容とは関係ありません。息子の作品展の作品です。