この貴重な原っぱ、でも実は全ての住民に親しまれる場であるとは言い難い。犬の糞やらゴミが落ちていることはしょっちゅうだし、草ぼうぼうで、人の手がほとんど入っていないため「怖い」と感じる人も多いらしい。
1年以上前に一人の母の呼びかけに応じた何人かの母親たちの間で、「広場、なんとかしたいね」という話が盛り上がり、「広場で楽しく遊び隊」というグループが立ち上がった。当初は4人。
保育園母ばかりだから、皆忙しい合間を縫って、第一回イベントとして、昨年夏に「広場の草刈り・堆肥作り」を企画、開催した。
そんな中、私たち「遊び隊」もどうやれば地域の住民やら施設とぶつかることなく、この広場に子どもも大人も老人も気持ちよく遊びに来れるか考え、ディスカッションをし、草の根運動をして、ネゴをして、チラシやら作って(呼びかけてくれたリーダー的母は育児休職中で大活躍)草刈りはなんとか無事、気持ちよく終了した。
それをきっかけに、「遊び隊」仲間も増えて今や保育園以外も含め8家族。そして、今回、「子ども広場で紙飛行機・紙とんぼを飛ばそう」イベントを企画、日曜日に行った。
この話がスタートしたのは、昨年暮れ。次のイベント、何しようか?子どもだけじゃなくて、老若男女みんなが広場に集まれるようなイベントにしたいね、と話が進み、私は、そういえば・・・と「町田紙飛行機倶楽部」の話をした。
育児休職中リーダー的母が、素晴らしい行動力であれよあれよと言う間に「町田紙飛行機倶楽部」の代表とコンタクト、近所の方やら、市役所やらとネゴ・・・。
「町田紙飛行機倶楽部」のおじさま(~おじいさま)達は、張り切って10人ものメンバーが来てくださると言う。子どもの数よりおじさまの数が多かったらどうしよう・・・などと言う心配もあった。
・・・が、ふたを開けてびっくり!子どもの数80名以上。未就学児が多かったから、大人も入れると多分200名以上は、いただろう。

倶楽部のおじさま~おじいさま方は、ちょっと鼻の穴を膨らませて、子どもたちをそれを尊敬の眼差しで見上げ、ちょっと若い大人は、「まいった!」と・・・。
紆余曲折あったけれど、やってよかった、うまくいってよかった。みんなの笑顔と歓声が、頭でっかちになり勝ちの私に元気を与えてくれた。