新婚旅行でNZに来た時は、飛行機でミルフォードサウンドに行き、そこで1泊する予定だった。

ところが、天候不良のため、飛行機が飛ばず(飛行機が飛ぶ確率は3分の1だとか)、泣く泣くあきらめた。

今回は、トレッキング?という案もあったが(これはかなり魅力的)、10歳以上とのことで、こちらも断念(しかし、はやたが10歳になる頃には、きっと私の体力が10歳並み以下になっている)。

バスでミルフォードサウンドまで行き、そこからクルーズ、船中で1泊というReal Journeyのプランで行くことにした。

9時半集合。直線距離30kmであるが、山越がそびえるため、ぐるっと回って6時間(途中、昼食休憩あり)ガイドさんの軽快なガイドは、地形の説明あり、マオリの伝説あり、固有生物と外来生物の話あり、となかなか楽しませてくれた(とは言え、慣れないNZ英語は、集中して聞かなくてはいけないし、集中していても全部はわからない)。

15年半前は、「人口の20倍」いた羊であるが、今回は、「人口の10倍、以前よりは大分減ったけれど、まだまだNZの大事な産業」。

あっちにもこっちにも・・・たくさんいた。

毛を刈った後の羊って、本当に山羊に似ているんだね・・・(山羊はホールアースで仲良しだから)と遠目に実感した。

途中、昨日の動物園でも見たKea(NZ固有種のオウム。一見フクロウにも見える地味な姿だが、羽の内側に鮮やかなオレンジ色が)にも出会った。

この辺一帯、世界遺産にもなっているフィヨルドランド国立公園は、NZの国土の実に5%もあるのだそうだ。

マストの2本ある、Milford Wandererは、なかなか味のあるおしゃれな船。機能的に、快適にできている。2段ベッドのある寝室は、3人で1部屋(と言ってもカーテンで仕切られた寝台車のようなものだが)で、こじんまりしていて意外と快適。

食事もなかなかおいしかった。

息子も大はしゃぎして探検したり、寝室の丸い窓から外をのぞき「ハカセになるために、波のケンキュウをしている」んだと言っていた。

バスの運転手さんは、ここではクルーとなり、大活躍。

夕方(緯度が高いので日の一番長い今は、10時頃まで明るい!)には、希望者は、Tender craft(18人乗りのモーター付きボート)で湖面散策。

夫はカヤックに乗りたかったようだが、息子もいることだし3人でcraftに。ここでもたくさんのガイドが。

ペンギンが見られるかも・・・と期待したが、残念ながら見られなかった。ペンギンは、そろそろ暖かくなるため、南に移動するのだそうだ。

なんと最初親たちだけが行き、2週間ほど遅れて雛たちだけが行くんだって。たくましい!

夜は、船室で思い思い楽しんで、おやすみなさい・・・。

そうそう、この日は、一日雨だった。この辺、一年に6m~8m(cmじゃないよ!!)も雨があるのだそうだ。アウトドア用のレインウェアって優れもの~!と実感した一日だった。