先週土曜日は、保育園の運動会。

ずいぶん前から「お弁当は、おにぎりと、卵くるくる巻いたのと、きんぴらさんと、さつま芋と、お肉ね。おにぎりは、ゆかりにとろろ昆布巻いてね」とリクエストを受けていて(しかし、リクエストをしてくれると、考えなくてすむから楽ちん)、当日に向けてムードは急上昇。

従来の運動会から趣向を変えて、「今年は、そんなにたくさん練習はせず、代わりに当日保護者と楽しめるようなプログラムを盛り込みます」と聞いていたが、何をやるかは、箝口令が敷かれており、教えてもらうことができなかった。

当日は、暑くもなく、寒くもなく、運動会日和。

運動会も5回目ともなると、ずいぶん運動会らしくなってきた。お揃いの体操着と帽子をかぶって皆誇らしげ。

「秘密のプログラム」である「だいこん掘りわっしょい」の前になると、先生がやってきて(今年から観戦も親子一緒に座っていた)一人ひとりにおもむろに白い靴下を配り始めた。

子供たちは、いっせいに緑の帽子をひっくり返して白い帽子にしたかと思ったら、真剣な面持ちで靴下に履き替え始めた。

その後、白い上履きが配られ、さらには、白い帽子の頭に緑の葉っぱが。

ははーん、みんな、大根に化けるのね。しかし、子供たちは、口をつぐんで何も教えてくれない。

親子揃って入場すると、先生の説明。

親たちが後ろを向かされている間に、子供たちは、ずらーっと並べられた茶色いマットにうつぶせに並び、その上からは、茶色いござが。

前を向いた私たちの前には、ずらーっと並んだ白い足が26本。

「お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ご自分の子供大根を見つけて抜いてください。万が一、自分のものではない大根を抜いてしまった場合は、そぉっと土に戻しておいてください。」

いやはや、面白かったぁ~!「簡単、簡単」と思ったが、意外とわからないものだね、自分の子供のうつぶせの脚(しかも膝まである借り物の靴下)。

中には、3本も4本も大根を抜いてしまうお父さん、お母さんも。間違えられた子供は、振り向いて「違うよぉ~」と言っていたり。笑った笑った。

先生vsお父さんvsお母さんの団体競技(我が家はお父さんが参加)で、息子の応援していたお父さんチームが惨敗したため、号泣したことはご愛嬌として、代々年上の子から年下の子に伝えられるソーラン節は、みんないたわり合っていて可愛かったし、リレーは、ハラハラドキドキなかなか格好よかった。

子供の頃から運動会は大好きだった。高校3年生で、運動会は卒業と思っていたが(あ、その後会社でもあったね)、今になってもまだまだこんなに運動会が楽しめるとは思っていなかった。その晩は親子で8時にはベッドに入り、ぐっすりと寝たことは言うまでもない。