友人より、お母様が三叉神経の痛みに苦しんでいらっしゃるから助けてほしい、との連絡がありました。

お話しすることも食事もままならず、お医者さんの薬は眠くなるのでずっと寝ていらっしゃるのだけれど、ホメオパシーの範疇かとのこと?(その後、鍼治療が大きな効果をもたらした、との連絡も)

もちろん、ホメオパシーも大きな助けになると思います。でも、今回、お母様がお話をされるのも辛いとのこと、お父様(ご主人)が代替療法に対して半信半疑であるとのことから考えると、別のアプローチから行くのがいいかと判断しました。

このような時は、まずは、肉体的な痛みを取るようなバイオケミカル・ティッシュソルト(考案された方の名前を取り、シュスラーのティッシュソルト、あるいは生命組織塩と呼ばれることもあります)を差し上げます。

これは、身体組織に必要だけれど、食物から身体がうまく吸収できていない塩類(えんるい=12種あります)をホメオパシーの方法でゆるく希釈したものを摂ることにより、実際にその塩(えん)を補うだけでなく、体が食べ物からその塩を吸収するのを助けるものです。このことにより、身体的な症状が改善、緩和されます。

これと併せて、老廃物や、体に溜まった不要なもの(毒素、と呼ぶ方もいますが・・・)を排出させることを目的としたジェモセラピーのレメディも差し上げることにしました。

身体の流れ(血液やリンパだけでなく、氣や水やエネルギーも)の滞りをなくしてやることで、その後ホメオパシーを選択するにしても、現代医療を選択するにしても、スムーズに(最小の投与で、副作用少なく)治癒に向かわせることができます。

一般的な痛み止めが、痛みを感じる神経をブロックして感じさせなくするのとは異なり、ティッシュソルトや、ジェモセラピーは、(もちろんホメオパシーも)痛みをはじめとした不快な症状を解放させ、身体から出て行くように促します。

実はこれは、レメディが押し出すのではなく、身体が押し出すのをレメディ(注:レメディという言葉は、ホメオパシーだけでなく、ティッシュソルトでも、ジェモセラピーでも、フラワーエッセンスでも、「おばあちゃんの知恵袋」でも使う、「癒しの働きをするけれど薬剤ではないもの」です)が後押しするのです。

ですので、私は、ある限りの情報と知識と技術でレメディを選択し、「頼んだよ」という気持ちと祈りをこめて、お渡しします。

ティッシュソルトや、ジェモセラピーでは、ホメオパシーほどの深い癒しを得ることはできないかもしれません。でも、その時々で、ホメオパシーのコンサルテーションを受けられない事情があったり、あるいは、一刻も早くこの不快な症状をなんとかしなくてはいけない、という場合もあります。そんな時は、臨機応変に色々な療法を使い分けて行くことで、クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life QOL =生活の「質」)を上げて行くことを考えます。

そんなわけで、ホメオパスの資格を得たとは言え、まだまだ、より深く、より広く、一生勉強していかなくてはいけないのです。

友人のお母様に、一日も早く安らかな日が戻ってきますように!