何枚も写真を撮ったのですが、うまく撮れませんでした・・・。
昨晩の雨が夜のうちに雪に変わりましたが、今朝からは、ぴかぴかのお天道様が顔を出しました。
何の写真を撮ろうと思ったかと言うと・・・ベランダから大量に立ちのぼっていた水蒸気です。
お味噌汁の湯気のように、たくさんの水蒸気がゆらゆらと見えました。(湯気の写真、なかなか見つけられなかった)
この光景を見るたび、小学校の理科の先生のことを思い出します。
小学生の頃、日々の生活の中で気づいたことがあると、カードを書いて提出していた時期がありました。
毎日毎日が「不思議」にあふれていた私は、このカードを何枚も何十枚も出したような記憶があります。
ある日のカード、正確な文章はもちろん忘れましたが・・・
「学校に行くとちゅうで、コンクリートからゆげが出ていました。ふっとうしているのかと思ってさわってみましたが、熱くありませんでした。
100度になっていなくても、まわりの温度より高ければ、ゆげになるのかなぁ、と思いました」
と言った感じの内容だったと思います。たぶん、2年生か3年生くらい。
理科の先生は、大・大・大好きな先生でした。
理科室に行くと、いつも私の「不思議」に優しく答えてくださいました。
ある年の暑中見舞いに「ひまわりが、てっぺんだけではなくて、脇にもたくさん花をつけました。なぜですか?」と書いた私(←冷静に考えれば、変な子ですね~)。
それに対して、先生は、便箋6枚にわたる丁寧なお返事を書いてくださいました。(佐藤先生のこと、こちらにも書きました。くだんの暑中見舞い、私が1年生の時だ、と先生はおっしゃっています。)
私が科学の道を志したのは、この先生の影響が少なからずあったと思います。
息子の「不思議」について一緒に考える時や、その道の専門ではない方に何かをお伝えする時、講座、科学ボランティアをするたび、小学生の私にわかるように、優しくでも正確に教えてくださったこの先生のことを思い出します。
そして、科学の道を歩いていく中であった、多くの人や事象との出会い。
今度は、これが私を自然療法やホメオパシーへの道へと導いてくれました。
科学だけでは割り切れない世の中の多くのこと、人の心と身体、そんな不思議に触れることは、今の私の大きな喜びです。
出会うべき人には、必ず出会っている気がします。
大きな流れの中で生かされている。
大切なことを見失わないようにしたい、最近よく考えることを、今朝もベランダから立ち上る湯気を見て、思いました。
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