春の恒例、代々木公園で行われたアースデイ東京に行ってきました。
アースデイも、もう10年になるそうです。
以前は、もっと規模も小さく、世間から見ると「マニアック」にも見られたような集まりでしたが、すっかり規模も大きくなり、協賛企業も増え、市民権も得て、いろんな人が集うお祭りになってきたように思います。
ちょっと寂しかったのは、原発事故の影響で、多くの仲間たちが西日本や海外に移住してしまい、毎年会っていたのに会えなくなってしまった方が多かったこと。
それでも、今年は、被災地からの参加も多く、前向きで元気な雰囲気にあふれていました。
また、震災を機に、多くの方がエネルギーのこと、原子力発電所のことにも興味がもたれるようになり、そういったブースを熱心にのぞいておられる方も多くいらっしゃいました。
被災地の子供たちに保養の場を与える活動が多かったのも、今回のアースデイの大きな特徴だったように思います。
飲食店のブースも増えました。
アースデイは、基本マイ食器持参ですが、マイ食器のない人は、リユース食器をお借りします。
共通のリユース食器を返す場所の充実や、マイ食器を洗う場所の設置などにも工夫が凝らされていますし、電気も廃油などで賄われています(写真は、電力供給ではなく、廃植物油で走る自動車の中)。
マイ皿に大盛りにしていただいた夫の旬菜プレート。春の恵みがてんこ盛り。
CWニコルさんがフォレストキッチンのブースで鹿肉を焼いていらっしゃった所に報道陣。すごい人だかりです。
友人が「テレビで見たよ~」と言ってたので、メジャーな番組で放送されたのでしょうか?
「悪者」の象徴のように言われているオオカミですが、実は森の守り神であったということはご存知ですか?
人間が日本オオカミを絶滅させてしまったために、鹿が異常繁殖しています。
森で出会うと本当に可愛い鹿ですが、あまりに数が増えてしまったために、森の新芽や木の皮をすべて食べてしまい、森が死んでしまう、という深刻な被害が起きています。
日本の森を守るためにある程度鹿の数を減らさざるを得ない、ということで、捕獲した鹿の命を無駄にしないためには、美味しくいただきましょう、という活動が全国で起きています。
フォレストキッチンでも、美味しい鹿料理を提供していました。
可愛い鹿の肉を食べてしまうことに抵抗もあったりしますが、オオカミと鹿の問題を聞くにたび、物事一元的にとらえてはいけないのだなぁ、と考えさせられます。
今月末には、CWニコルさんのアファンの森にも行く予定です。3回目の訪問である今回は、植林に参加する予定で、楽しみにしています。
こちらは、息子が産まれた時からお世話になっている「自然育児友の会」のブース。横顔美人は内田さん。
自然育児友の会での多くの出会いは、私の考え方に大きな影響を及ぼしてくれました。
今の私があるのは、自然育児友の会のおかげでもあるのです。
ピクルス屋さんに吸い寄せられました。
私たちも以前参加した、大豆レボリューションを主催しているトージバのブース。
在来種の豆を通じたコミュニティを広げている団体です。
ディジリデュレッスンを受けられると聞いたので、はい、夫はマイ・携帯用ディジリデュを持参しました。
ディジリデュに関しては、こちら。
ここで、夫と息子は、循環呼吸を使った吹き方を習いました。難しそうです。
真剣に考えなくてはいけないことは、たくさんあります。
このままいくと・・・と考えると暗澹とすることもあります。
だけれど、難しい顔ばかりしていると、次に進むエネルギーがわかなくなってしまうこともあります。
こうやって、みんなで集って、明るい楽しい気分になりながらも、日本の、世界の将来を考えることができるのは、大切なことのような気がします。