リマ・クッキングスクール(マクロビオティックの学校)で、一番最初に習うのは、玄米の炊き方。

その次くらいに来るのが、胡麻の炒り方です。

リマの先生は、どの先生も高いところを目指したい、というお気持ちが強く、普通のお料理教室とは大分印象の違う厳しさです。

とりわけ、この胡麻の炒り方を教えてくださった先生は、温かくも厳しかった。

本当に美味しく胡麻を炒るのって、結構難しいのですよね。

でも・・・!私は、素敵な道具に出会ったので、もう大丈夫。

どこかのお蔵から出てきたのでしょうか?東急ハンズで、他の昭和初期の生活道具と一緒に陳列されていた一点もの。

迷うことなく、すぐに買いました。

胡麻炒り用の焙烙(ほうろく)。

この焙烙があると、胡麻の芯までしっかり火が入りながらも、焦げることなく柔らかな炒り上がりになります。

大切な大切な暮らしの道具。

これを当たるのも、大のお気に入り、石田辰郎さんのすり鉢と山椒のすり棒です。

ふんわり優しく、でもきっちりとすり上がります。

今日も美味しい白和えが出来ました。

自然界のものは、理にかなっていて美しいことが多いですが、昔から伝わる暮らしの道具のたたずまいも美しいと思います。

知恵の盛り込まれた道具に感謝です。