卒業したホメオパシー学校の懇親会があり、息子と出席しました。

在校生の方の5歳の息子さんもいらっしゃり、息子とすっかり打ち解けて仲良しに。

その別れ際での話・・・。

別れがたく、なんとなく駅の前で話が長引く大人たち。
と、その時大きな泣き声が。

5歳の男の子Hくんが、遊んでいる時に転んで石柱に顎をぶつけ、激しく流血。

火のついたように泣くHくんと、駆け寄る大人たち。

Hくんのお母さん、イギリスから来た超熟練ホメオパス、日本でホメオパスとして活躍している人たちとその卵、そして医師(しかも専門は形成)。

必要な人材は全て揃っています。

お母さんの同意のもと、仲間が持っていた緊急怪我用のレメディを男の子の口へ。

すぐにお医者さんが状況を見ました。彼女の診断は、「大きな怪我ではないけれど、傷の状態から、縫わないと跡が残る」とのこと、救急車を呼ぶことに。

「縫う」という言葉にH君は激しく反応し、「嫌だ!嫌だ!絶対に病院に行きたくない!!!」とパニック状態。

ほどなく救急車が到着、救急隊員が降りてきて、お母さん、お医者さんと話をしている間も、Hくんは、脱走しそうな勢い。

そこで救急隊員さん。

「ここ(顎を指差し)に、大きな穴があいちゃっているよ。このままだと、お水飲んだ時、穴からお水がこぼれちゃうよ」

Hくん「・・・!(驚いて泣きやむ)」

隊員「そうなっちゃったら大変だから、病院に行こうね」

Hくん「病院嫌だ(また泣きそう!)」

隊員「でも、お水こぼれちゃったら困らない?」

Hくん「病院で何するの?」

隊員「穴をくっつけるの」

Hくん「どうやって?」(やばい!「縫う」という言葉でまたパニック起こしちゃう、と私の心は動揺)

隊員「シールでぺたっと貼って」

Hくん「ふーん・・・」

隊員「だから行こうね」

Hくん「うん」

隊員「どうやって怪我したの?」

Hくん「ここから落ちて、この石でぶつけたの」

隊員「そっかぁ。そりゃあ、この石悪い子だね」

そして、Hくん、お母さんと一緒に素直に救急隊員について行きました。

お見事!プロの仕事に拍手です。