新型インフルエンザが世間を騒がせていますね。

我が家は、テレビをほとんど見ないので、世の中でどのくらい「センセーショナル」に扱われているのかは、わからないのですが、
小学校やら、学童保育から来るお知らせを読んだり、保育園に通っているお友達から「感染者が出た」などという話を聞くと、いよいよ身近に来ているのだな、と感じます。

高熱が出たり、強い症状が出ることは辛いですし、計画していたことができなかったりするのは困ることもありますが、私は、基本的には、「かかった時は、かかった時」と思っています。

休息を充分にとることや、手洗い、うがいをすること、野菜(ビタミン)をたっぷり摂り、腹6~8分目をを心がければ、あとは「不安に思う」「心配する」ということが一番望ましくないことなのではないか、と考えています。

不安に思うことで、病気を受け入れる窓が広く開いてしまうというか、アンテナを高く張ってしまうというか、感受性が高くなってしまうのですね。

例えば、子どもに、「頭を濡れておいたままにしておくと、風邪を引くから拭きなさい」というと、その言葉で子どもの中に「頭が濡れる=風邪を引く」という回路ができてしまい、結果的に風邪を引いてしまうのだ、ということを教わったことがあります。

それでもやっぱり予防したい!

そんな時、我が家では、エキナセア(echinacea ムラサキバレンギク ハーブとしても知られていますね)のティンクチャー(抽出液)が活躍します。

ちょっと怪しいなとか、今は、勘弁して!という時は、水に数滴のエキナセアティンクチャーを溶かして(メーカーによって錠剤であったりもしますので、服用方法を読んでくださいね)飲み、ビタミンCを摂ることを心がけ、可能になった時に、できるだけ休息をとるようにします。

エキナセアは、ハーブやアロマテラピーのお店、健康食品のお店で扱っているようです。

大流行(epidemic あるいは pandemic)の場合の、ホメオパシー的(+α)な対処方法に関しては、私の学校の校長であるNick Churchillが、広く情報を集め構築しているサイトがあります(私もちょっとだけお手伝いしました)。

残念ながらまだほとんど和訳はされていないのですが、興味のある方は、ごらんになってみてくださいね。(Genus Epidemicus
ホメオパシーの基本は、一人ひとりの人をよく診て、同じ病名を与えられている人でも、それぞれの人の特徴に応じたレメディを選ぶところにあります。

でも、大流行が起きる場合というのは、その時代の流れ、環境の流れ、空気のようなものがあり、たいがいの人は似たような経過をたどり、似たような精神状態になると考えられています。

また、大流行が起きたときには、一人ひとりに対して、オーダーメイドを・・・なんて悠長なことを言っていられないですよね。なので、「大多数の傾向に合うもの」という考え方でいくつかのレメディが選ばれています。

いざというときの心構え、備えができていれば、不安もぐんと減ります。かかってしまったときは、上手に経過して、ひとつ上の健康状態にステップアップするためのチャンス!という気持ちで、向き合ってみてください。

そう、風邪(インフルエンザもある意味風邪の一種ですよね)というのは、より健康になるため、体と心を調整するためにあるのだそうです(詳しくは、「風邪の効用」野口晴哉 著 など)。

そんなお話も、このブログでは、少しずつ書いていきたいと思います。