10日ほど前の金曜日、帰ってきた息子が、左目を赤く腫らしていました。

風の強い日で、目に何かが入った。痛くて痒くてたまらない、とその場でぐるぐる回りながら、地団太を踏んでいます。

普段の「ちょっとゴミが入った」というのとは違う、かなりの腫れ。

このような状況の中、私の中には一瞬「もしや、放射性物質?」との不安もよぎりましたが・・・。

もう眼科は閉まっている時間だったので、私にできること、できること、と智慧をしぼります。

ちょうどその日沸かした三年番茶がぱっと目に。そうだ、塩番茶!

羊水の成分が海の成分と似ている、と言う話はよく聞きますが、人間の体液は、海水よりは少し薄い約0.5~1%の塩分濃度と言われています。

体液とほぼ同じ濃度の塩番茶で目を洗うことで、

(1)目に入ったごみを洗い流す
(2)塩の作用で殺菌する
(3)三年番茶と塩の「陽性」の力で、「締めて」菌がそれ以上入らないようにする

と言ったことが期待されます。

塩番茶は、このほかにも、風邪の引き始めのうがいや、花粉症の時の鼻の洗浄にもいいと言われています。どれも「洗って」「殺菌して」「締める」、同じ作用ですね。

冷めた番茶に海塩を溶かしてスポイトで目に垂らしてやると、「気持ちいい~!!」もっと、もっととねだります。

しばらく、塩番茶で洗ってやると、異物感はなくなったと言います。

でも、洗浄をやめると、やっぱり痒いし、目の腫れは治まらない。

どうやら異物は洗い流せたようだけれど、すっと洗い続けるわけには行かないので、次の手。

いよいよホメオパシーの登場です。

そう、私はホメオパスですが、何があった時、

(1)まずは、抱っこレメディ<心をこめて抱っこしたり、手を当てるだけで改善することはたくさんあるのです!>、

(2)次にお台所の智慧、

(3)そしてホメオパシー、ティッシュソルト、フラワーエッセンス、ジェモセラピーなどのレメディ、と言う順番で考えます。

刺すような痛み、粘膜のかゆみ、ぷっくり赤い腫れ、「ぐるぐる回りながら地団太を踏む」・・・こういった症状からは、Apis(エイピス)が示唆されます。

Apisは、ミツバチから作られたレメディ。ミツバチに刺されたような症状や、ミツバチの習性に似たような精神状態の時に助けてくれるのは、まさに「似たものが似たものを癒す」の典型。

一般的な家庭用キットに入っているレメディの一つです。

これを一粒飲み、あとは、眠りの力と、息子の自然治癒力を信じます。

翌朝・・・目の腫れは完全に引いています。「どう?」と効くと、「何だっけ?」。

たくさんの先代の智慧に、ありがとう、ありがとう。

あまりに綺麗に治ってしまったもので、逆にすっかり忘れていましたが、リマ・クッキングスクールの授業で出てきて、ああ、そうだ!と思い出したので今頃の投稿です。