青森の「森のイスキア」の佐藤初女さんの講演会「食はいのち」に行ってきました。
この方のような人になりたい・・・ずっと思っている方です。
人生に悩んでいる多くの人が、この森のイスキアを訪ね、初女さんの手料理とおむすびを食べて元気になっていくのだそうです。
今年92歳の初女さん、なかなかお会いできない方ですから、ちょっと遠かったけれど、相模湖まで行ってきました。
心に響いた言葉たち
森のイスキアを始めた動機は?と聞かれ、
「毎日毎日の生活の積み重ねが、このようになりました。今のあなたができることを続けていけばいいのです。」
「支えあって、助け合ってこそ、大きな流れが生まれるのです。」
「多様なものは、多様なまま共に生きる。自然に感謝することを忘れないで。」
「生活の全てが祈りと思っております」
「すべてのもの(ノートも鉛筆も)に命がある。そう考えると自分の行いが変わってくる。」
「食べることによって生かされている。本当に感謝しているでしょうか?」
「美味しいと感じると生きる力が出てくる。ただ、作るだけになっていないでしょうか?」
「この手が働くと、美味しくなる。神様からいただいた、この手を充分に使ってやること。」
「料理する心は、化学でもあるし、物理でもある。でも、料理には、料理の哲学がある。」
(この言葉は、科学者でありホメオパスである私、元素周期表と陰陽五行のどちらも大好きな私に向けて放ってくださったのかしら?と嬉しくなりました。)
「苦しい時に、どのようにして切り抜けていくのか。頭の中で考えるだけでは、行ったり来たりするばかりで、本当の解決にはならない。人任せでなく、自分でいいと思うことをやってみて、発見していく。手で苦しみを考えると、苦しみが少しずつ消えていく。」
「実践を続けるには、受け入れることが大切。自分一人では生きられない。心の通じる人との出会いがあり、全てが前に進んでいく。」
「出会いなくして、前へ進んではいけません」
お料理の話だけではないですよね。深く、深く心に染み入り、静かに動かされました。
常に出会いに恵まれている自分は、本当に幸せ者だと思っています。そして、日々の営みを大切に、改めて思いました。