今まで誰も経験をしたことがないような、一見さまざまな動きが止まってしまったかのような年が終わろうとしていますが、

個人的には、環境も感情も激しく動いているこの数か月です。

現段階では書けないことも多く、奥歯にものの挟まったような言い方(じゃなくて、書き方?)になってしまいますが、

何人かの方に相談されたので、サンタさんの話。

息子(現在高校3年生)が、サンタさんの存在に気づいたのは、少し遅くて11歳の時でした。

のちに「サンタさんのこと、ちょっと疑って気づかないフリしていた時ってある?」と聞いた事がありましたが、

心底びっくりした声で「まさか!気づかないフリ、なんてするわけないじゃん」と言っていたので、きっと本当に気づいていなかったのでしょう。

11歳になって、気づいたときには、さっさと卒業宣言というか、
「僕、欲しいものないから、サンタさんに貧しい子達のところに行ってあげてって伝えて」
と申し出ました。

せっかくの息子の想いを、もう少し味わう経験をさせたくて、わたしたちが取った行動を、下に張り付けますね。(2013年の投稿です)

小さい人が自分の欲望や好奇心を持つことは、ごくごく自然の感情で、オトナから見た「道徳的」なことでこれらの蓋をすることは良いことだとは思っていません。

でも、チャンスがあれば、贈られる喜びだけじゃなくて、贈る喜びと言うものも知ることができたなら、それは、また幸せが増えることだろうな、と思っています。

昨日、息子の寮に荷物を引き上げに行ったときに、一緒に食事をしたら、当時お菓子を買った「おかしのまちおか」の別店舗があり、

「あの時、ワクワクしたなぁ」という息子の言葉で盛り上がりました。

昨日が冬至で、今日は、天体的には大きな切り替わりとのこと、

みなさまにとってよい切り替わりとなりますように。

~~~以下2013年の投稿より-各団体は変わっているかもしれません~~~

息子11歳。

去年くらいから、そろそろかな・・・なんて思っていました。

今年は、自分から、「僕、欲しいものないから、サンタさんに貧しい子達のところに行ってあげてって伝えて」と。

この時が来たらどうやって伝えるのかなぁ、なんて、何年も前からドキドキしていたけれど、あっけなく、さりげなく、息子は卒業を宣言したようです。

ならば、と頼もしい友人たちに「必要としている子どもたち、信頼できる寄付先をご存知の方、是非教えてくださいませm(__)m」とメッセージしたところ、たくさんのご紹介をいただきました。

いくつも挙げていただいた中から、息子は、「子どものため」、「小さい団体」、「日本人」という条件で考え、東北で被災している子どもたちにプレゼントを贈ろう、という活動をしている、Share your Christmas  http://www.shareyourchristmas.org/ という団体を通じて、贈り物をすることに決めました。

色々迷い、彼が考えたのは、「お菓子の詰め合わせを作って贈ってあげよう」という内容。

年末のあわただしい時ではありましたが、息子と一緒に街に出て、楽しげなお菓子を色々買い込んでみました。

丁寧に袋詰めする息子。

こんなのが出来ました。

曰く「僕だったら、こんなのもらったらすごく嬉しい!」と、笑顔が印象的でした。

必ずしも、今の時期、大人の眼から見ての「いい子」でいて欲しいとは思っていません。

子どものうちは、自分の欲望、好奇心に蓋をしなくてもいいと思っています。

だけれども、息子の中の素直な価値観は大切にしてやりたいと思っているので、必要以上に褒めず、添ってやりたいな、という気持ちで行動を共にしました。

世の中が華やかに騒いでいる中で、ちょっと寂しそうな顔を見せたときもありましたが、お菓子を選んで詰めている時の笑顔は最高でした。

贈り物をいただくのは嬉しい。

だけれど、贈る喜びを、自分の意思で見つけてくれた息子を少し誇らしく思った今年のクリスマスでした。

もしかしたら、来年は、また何か自分への贈り物を希望するかもしれませんが、今年は今年でいいクリスマスだったよね、と、母は思います。

ご参考までに、信頼できる友人たちが紹介してくれた寄付先を記載しますね。

*** 比較的大きな団体で長く活動している有名な寄付先 ***
国境なき医師団 http://www.msf.or.jp/
(中立・独立・公正な立場で医療・人道援助活動を行う非営利の国際団体)

UNHCR http://www.japanforunhcr.org/
(難民の支援を行っている国連の団体)

あしなが育英会 http://www.ashinaga.org/
(遺児が奨学金を受けながら教育を受けられるようサポートする日本の団体)

歳末助け合い http://www.akaihane.or.jp/date/date06.html

盲導犬育成協会 http://www.moudouken.net/

チャイルド・スポンサーシップ http://www.worldvision.jp/child/
(厳しい環境で生きる子どもたちを継続的に支える活動)

*** 比較的小さな団体やグループの活動 ***
Tupendane (http://tupendane.jimdo.com/)
(ケニアのダンドラスラムでの小学校運営ボランティア)

「アカデミーキャンプ」 https://www.facebook.com/academy.camp?fref=ts
(福島の子どもたちに、普段はなかなかできない活動を県外で体験してもらおうという活動)

Share your Christmas  http://www.shareyourchristmas.org/
(東北で被災している子どもたちに、プレゼントを贈ろう、という活動)

世田谷守る会のサンタプロジェクト http://setagaya-kodomomamoru.jimdo.com/
(福島の児童施設への寄付)

「ちぇれめいえproject」 http://cheremeie.wix.com/cheremeieproject
(バングラディッシュの、親を失った子どもたちを支えるプロジェクト)