今日は、歯医者さんに行ってきました。

とても信頼しているホリスティックな歯医者さんなので、遠いし保険が効かないのだけれど、本当に困った時にはお世話になっているところです。(歯医者さんに関してはこちら→☆

治療していただきながら(つまり、しゃべれない状態で・・・笑)、「最近、歯医者として、患者さんの過去に戻って、そこからリセットすることについて考えているんですが、ホメオパシーでは、過去の事柄やトラウマに対して働きかけるようなことはあるのですか?」と聞かれました。

先生曰く、時には少年少女時代に施された治療や、生活習慣の結果の歯並びにまでさかのぼり、こつこつと見直していく必要がある場合もあるのだそうです。

それは、とても大変な道のりではあるけれど、大人になった現在の歯、というより、人生そのものに甚大な影響を及ぼしているときは、そうせざるを得ないと。

ホメオパシーでは、肉体的な介入はしませんが、やはり小さい頃の経験や、親子関係などが現在の生き方、体調、心や身体の状態に大きな影響を及ぼしていることが明らかになる場合は多いです。

そんな時は、やはり過去の歴史も含めたクライアントさんの全体像を見てレメディを選び飲んでいただくことで、その方の「生命力」=「自然治癒力」が過ぎてしまった事柄の影響を修正していく(つまり、身体が心があるべき健康な状態に戻っていく)ことは多く見られます。

さらに(正確なニュアンスを忘れてしまったので、少し間違っていたらごめんなさい)、「自分の思い込みが、影響を及ぼすことはありますよね」と、先生。

あります、あります!

ホメオパシーでは、Delusion(ディリュージョン=妄想、思い込み)と呼びます。

でも、日本語の「妄想」と言う言葉は、なんだかあまり良い印象を与えないことが多いので、私は、「自分の色眼鏡」とか「自分のものさし」と表現しています。

人は誰でも、自分の眼で見ること、自分の経験から物事を判断することしかできません。

それは、誰もがかけている自分色の色眼鏡であったり、自分独自のものさしであったりがあるからです。

同じものを見ても、同じことを経験しても、人によって感じ方は驚くほどに違います。

この感じ方の違い、人によって違う色眼鏡やものさしを見ていくことも、ホメオパシーのレメディを選ぶ上では重要なことになってきます。

そして、ホメオパシーでなくとも、普段の生活や人間関係の中で、常に自分は自分独自の色眼鏡で見ているんだ、ということを理解していれば、色々なことにストレスを感じたり、人との違いにやきもきしたりすることが、ぐんと減るような気がします。

少なくとも、私自身は、自分が色眼鏡をかけているんだ!と言うことに気付いてから、随分と生きやすくなったように思います。

ホメオパシーでは、ある体験を経たときに、それに対してちょっと変わった感じ方をするとか、ちょっと変わった反応をするような時に、Delusionの存在を考えます。

ある人が、さまざまな場面において経験するDelusionが1つの方向を指し示している場合には、その人にぴったりのレメディが示唆されることが多いのです。

先生は、もちろんホリスティックな歯科治療をもう長く続けていらっしゃる、最高峰のエキスパートなので、自分なんかと同列に並べるのは申し訳ないのですが、口をあんぐり開けて治療を受けながら、分野は多少違えどホリスティックな考え方の行き着く先は、同じなんだととても感動しました。

<追記> 実際には、ホメオパシーで言うところのdelusionは、単なる「色眼鏡」だけではなくて、もっと強い思い込み、実際は起きていないのに、起きていると信じていることなども含みます。

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