夫は、今週末もPCCJ(パーマカルチャーセンタージャパン)の塾へ。

私と息子は、午前中歯医者さんに行った後、「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会に行ってきました。

公開になったばかりの「ミツバチの羽音と地球の回転」は、「六ヶ所村ラプソディ」の鎌仲ひとみ監督によるドキュメンタリー映画です。

新宿のカタログハウス本社地下の会議室にパイプ椅子を並べての上映会は、150席がほぼ満席でした。

鎌仲ひとみさんは、日本の電気エネルギー供給の大半が原子力発電所によって賄われていることに疑問を投げかけていらっしゃる監督です。

オフィシャルサイトより、

・・・転載 前略・・・
目下、山口県上関町で新たな原子力発電所の建設計画が進められています。

この原発は瀬戸内海の入り口にある美しい湾を埋め立てて建設されます。この原発予定地の真向かいに位置する祝島の人々は建設に26年間、反対してきました。

しかし、島民の思いとはうらはらに計画は進んでいます。埋め立て予定地、田ノ浦は海底から淡水が湧く多様な生物の楽園です。祝島の漁師にとっても最高の漁場です。

祝島の人々の暮らしが持続可能でなければ、私たち自身もまた、持続可能ではありません。

・・・転載終わり・・・

ただ単に、島民の暮らしにスポットを当てただけの、お涙頂戴の映画ではありません。

原発反対を唱えるだけの映画でもありません。島民の方々は、大変なことに立ち向かっているにも関わらす、常に明るさやひょうきんさを忘れていません。

脱原発を国民投票で決め、2020年までに石油にも依存しない社会づくりをめざすスウェーデンの状況も報告しつつ、日本は、どう言った方向に進んで行ったらいいのか、という投げかけが成されています。

登場していらっしゃった島民の方の言葉が印象的でした。

僕たちは、原子力発電所の建設を中止させることは、できない。でも、がんばれば、遅らせることはできる。

僕たちが、原子力発電所の建設を遅らせている間に、全国各地で、建設を中止させるような動きが起きてくることを願っている。

そのために、1日でも長く遅らせることができるよう、努力する。(記憶で書いているので、言葉は、正しくないかもしれませんが、ニュアンスは、このようなこと)

普段テレビを見ていない息子は、音が大きすぎるのと、方言混じりの言葉が理解できずに、最後の方、ホールに出て休憩していました。

そこで、カタログハウスのスタッフの方と、なんと鎌仲監督に遊んでいただいていたようです(ありがたくも、恐縮です)。

鎌仲監督に、「息子さんと、私と誕生日が一緒です!その上、映画に出て来たお腹の大きいお母さんの赤ちゃんも昨日(同じ誕生日)に産まれたって連絡がありました!」と。なんという素晴らしい偶然。

息子も、何かムーブメントを起こす人になってくれるのでしょうか?

素晴らしいドキュメンタリーです。お近くで上映会があるようでしたら、是非ご覧になってください。

オフィシャルサイトは、こちらです。
http://888earth.net/index.html