我が家で預かっていた里子たちをお返ししました。

「福島ひまわり里親プロジェクト」。

「福島ひまわり里親プロジェクト」に関しては何度か書いていますが(こちらこちら)、放射性物質で汚染された土地を浄化すると言われているひまわりの種を福島から購入、夏の間育てて種を増やし、また福島にお返しする、というものです。

このプロジェクトには、大きく3つの主旨があります。

♪ 種を買うことで福島に雇用を生む
♪ 福島以外の土地でひまわりを育てることで、被災地で起きていることを忘れない
♪ 増えた種をお返しすることで、福島の土地の浄化に役立ててもらう

このプロジェクトが始まる前から、いくつかの論文や研究発表でひまわりが土壌中の放射性物質を選択的に吸い上げる、ということが紹介されていました。

その後、色々な議論はありましたが、とにかく最初の2つだけとってもアクションを起こすことに意味があると考え、私も里親になることに決めました。

快く協力してくださった、息子の小学校や学童保育、卒園した保育園。

たくさんの友人も、「狭い庭だけれど」「プランターしかないけれど」と言いながら1粒、2粒と種を持って帰ってくれました。

採種の直前に、関東地方を大きな台風が直撃してしまったため、だめになってしまったひまわりも多く残念でした。

それでも、6坪農園(私たちの畑)で採種したものと合わせて小さすぎるものをより分けたり、ゴミを除いたりして、最終的にお返し出来た種はこれくらい。

自分が出来ることのあまりの小ささにいつも歯がゆい思いをしています。

一方で、ほんの小さなアクションでも起こすとそれに賛同してくれる仲間が必ず現れることも事実。

せめてずっと忘れずにいる、そして小さくてもいいからアクションを起こし続けるということを大切にしたい、そう思っています。