今年の手前味噌をおすそ分けしたら友人が「作り方を教えて欲しい」と言ってくれました。
手作り味噌伝道師になりたい私は、喜んで!3人の仲間が集まる友人宅へ。
いまどき、味噌でも石けんでも、ちょっと調べれば作り方を知ることは簡単にできます。
それでもあえて私に「教えてほしい」と言ってくださる方には、ちょこっとでも「私流」をお伝えしたくなるのが人の情というもの。
私が、手前味噌ワークショップ(と言うほどのものでもありませんが)、を行う時には、色々な味噌の特徴の簡単な説明やレシピの組み立て方のコツをお話ししたり、我が家の味噌のテイスティング(今回は、1年物、2年物、3年物の玄米味噌の比較と、ひよこ豆味噌、白味噌)をしていただいたりします。
快く台所を貸してくれた友人は、前の晩から3kgの豆を戻しておいてくれました。
これが、大好きな井上糀店から分けていただいた玄米麹。
室(むろ)から出て来たばかりのまだ湯気が立っている状態。ふわふわの美しい花が咲いているの、見えますか?
やさしーく、やさしーくほぐして(息子の手です)塩と混ぜます。これが塩切り麹。
茹でたり蒸したりした豆をつぶす方法はたくさんありますが、私はふみふみが好き。
食べ物を足で踏むことに抵抗のある人も多いですが、私は、大豆の気持ちになって、優しく踏むのであれば、身体のパーツに優劣を付ける必要はないかなぁ、と思います。
最初はおそるおそる・・・でも、大豆の柔らかさと温かさに、自然と笑みがこぼれます。
つぶした豆と、塩切り麹を混ぜる時は、みんなでわいわいと。手からも楽しい気持ちとよい菌が入りますように。
壺に詰めて、カビ防止のアオキの葉をかぶせて、美味しくな~れ~と気持ちをこめたら、塩袋の重石をして、あとは菌たちにお任せします。
ワークショップで作ったのは、玄米味噌2壺と、ひよこ豆味噌1壺。
みなさんのニコニコ顔が本当に嬉しかった。
そして我が家の今年の味噌はこのような3種類となりました。
☆玄米味噌
北海道産 つるの子(蒸)
麹歩合 10
塩 11.4%
☆麦味噌
北海道産 つるの子(蒸)
麹歩合 14
塩 11.5%
☆ひよこ豆味噌
トルコ産有機ひよこ豆
麹歩合 11
塩 11.0%
私の大好きな熟成・醗酵がはじまりまーす。
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