北区まで呼んでいただき、今年2回目の味噌ワークショップを行いました。

今回呼んでくださったのは、共にマクロビオティックを学んだリマ友さんたち3名。

お教室を開いたり、カフェを開いたり、お料理自慢のみなさん。味噌作りを体験したことがない訳じゃないのに、わざわざ呼んでくださるなんて、なんだか責任を感じてしまいます。

でも、私も会いたい、会って楽しいお仲間なので喜んで東京横断しました!

今回もご希望は、ひよこ豆味噌。

レシピやら作り方の細かい説明や原理をしていたら、みなさんすごい勢いでメモを取って下さっていて・・・ありがたい。

でも、「理屈がわかると、よくわかる!」と笑顔で言っていただけて嬉しかった。

そう、理屈がちゃんと分かれば、大切な味噌をかびさせることもありません!

美味しいもののこと、テーブルコーディネイトのこと、楽しい話はつきません。

そして、皆さんさすがの手際のよさ。

不測の事態が起きてしまったため、少し時間はかかりましたが、美しく終えることが出来ました。

そして、もう一つのお楽しみがお教室も開いているマリちゃんのお食事。

白菜ロールのホワイトソースかけと、黒米の蕎麦パスタ、そしてスープ。

iphoneのカメラしかないのが悔やまれますが、美しいし、美味しい♪♪♪

帰宅したら、こちらが届いていました。

ずっと以前から味噌造りに使っていたのは常滑のかめです。

でも、何年か前に上に物を落として蓋を割ってしまいました(それでもガムテープを貼って使っています)。

味噌や漬物、梅干しを漬けるのには、陶器のかめが一番!と言うことは、充分に承知しつつも、重いし・・・割れるし・・・かさばるし・・・と、最近はもっぱら琺瑯の容器を買い足して使っていました。

もちろん、琺瑯も素晴らしい日本の技術、使いやすくてとてもいいです。

でも・・・残念なことに、常滑焼の老舗、久松さんから廃業のお知らせ・・・。
http://www.kyumatsu.co.jp/

「日本の伝統製品である『漬物甕』を最後まで守り続けたい思いで頑張ってまいりましたが最近の社会問題にもなっております『偽装問題』が現在の日本を象徴しているかのように、本物を望んでいるお客様に本物が届かない社会現象が残念でなりません」という、なんとも悲しい悔しい文章。

本当に残念で残念でなりません。

100円ショップに行けば、びっくりするような立派なものが100円で売られています。

もちろん、そんなもののお世話になることもたくさんあります。

安価なものを上手に使ってインテリアを次々と目新しく変えていくのも素敵なことなのかもしれない。

でも、やっぱり、手の仕事は大切にしたい。日本の仕事を守りたい。

もう二度と手に入らないと思うと、これからも日本のかめで味噌や梅干しを漬けたいと切実に思い、めったに衝動買いをしない私が買ってしまいました。

深いこげ茶の中に、かすかに紫が混じったような美しいかめ、大切に、大切に使います。