こどもみらい測定所の石丸さんらが作られた、冊子「はかる、知る、くらす。」をまとまった冊数、お預かりしました。

とても、分かりやすく、公平で、誠実な内容の冊子です。

助成金をいただいたとのことで無料配布してくださっています。

欲しい方、私が直接お会いできる方には手渡しします!

ご希望の方は、メールまたはコメントでお知らせくださいね。

町田(玉川学園)の「はかるーむ」にも置いておきますので、そちらが便利な方は、そちらでも。

7月にも在庫が残っているようであれば、もう少し分けていただいて、自然食品の明日葉さんにも置いていただきます。

直接お会いする予定のない方や、たくさん欲しいは、この下の方に書いてある、こどもみらい測定所の連絡先に、直接申し込んでくださいね。

送料負担で送ってくださいます。

是非、みなさんに読んでいただきたいです。

私は、ほとんどテレビを見ないので知らなかったのですが、NHKでも取り上げられたそうですね。

NHKでは、少し誤解も招きかねない報道だったようで、それに関して編集長の服部さんが書かれた見解も記載しますので、あわせてご覧ください。

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編集長、服部さんのコメント

【NHK福島の報道に関連したご批判に関して】

冊子『はかる、知る、くらす。』を、福島県内で配布開始した際の取材をもとにしたNHK福島のニュースタイトルが「放射能と暮らすガイド無料配布」であったことを受けて、皆様からいくつかのご批判を頂戴しています。

当然ですが、私たちは、それらのご批判のような「福島第一原発事故によって放出された放射能の影響を甘んじて受け入れながら、人々が暮らすことを後押しする」つもりで冊子を作ってはいません。

ともに制作した代表の石丸さんが自身のFBウォール

こどもみらい測定所が、二つのNGOと作成した冊子「はかる、知る、くらす。」に、多くのご反響を頂いております。この冊子は、主に福島県内を中心に、全国各所に配布させて頂いております。…

石丸 偉丈さんの投稿 2014年6月8日(日)

に書いているように、「くらす」という言葉をタイトルに入れるかどうかは、制作過程で、チーム内で何度も議論を重ねました。

私たちがこの冊子で、読んでいただく方々に、お伝えしたかったことは「放射能」に関しての数値を測り、自らをとりまく状況を知ることの大切さです。なぜなら、そこで知り得たことが、自らが判断して、これからの日々を暮らすためのひとつの「指針」となる、と考えているからです。

つまり、何のために「はかる、知る」のか、を考えたとき、自然に浮かび上がった言葉が「くらす。」だったのです。

冊子には、松本市長の菅谷昭さんや、東大助教の小豆川勝見さんのインタビュー、そして、私たちや市民測定所をはじめとする仲間たちが、事故後3年をかけて、積み重ねてきた経験を元にしたイラストと文章などで、「これからをくらすために、気をつけたいこと」を分かりやすく紹介しました。

できるだけ追加被ばくをしないための対策は、時として厳しいものに映るかもしれない、と思います。さらに言えば、福島県に限らず、「放射能」に気をつけなければ暮らせないところに、自らが住んでいる、あるいは住む方々がいるという現実をつきつけられたような気持ちになる読者もいらっしゃるかもしれない、と思います。しかし、原発事故が起こり、放射性物質が放出された、という事実は変わらず存在します。

私たち冊子制作チームが当初から変わらず共有してきたコンセプトは、皆さんが選んできた「それぞれの暮らし方」をまず、尊重することです。

とどまるのも、移住するのも、戻るのも、それぞれの理由で選択したことです。そして、福島をはじめとした地域に住まうことを選択したかたがたも少なからずいらっしゃいます。

菅谷さんが冊子でおっしゃっているように「日々規則正しい生活を送る」ことや「留学」すること。あるいは「保養」することも、いくつかある選択肢のひとつだと思います。何かに必要以上に依存することなく、自らが考えて、選ぶ。そのための「これから」のための議論は、声高に「こうだ!」とひとつの考えを突きつけることでは、決して始まらないと思います。

ひとつだけ、変えられないこと。変えたくないこと。それは誰もがこれからを「暮らす」ということです。

その暮らしが、松本春野さんが描いてくださった表紙の絵のように、子どもが笑顔でいられるものとなるよう、私たちは、分断されることなく、議論を重ねていけたらと願っています。そして、この『はかる、知る、くらす。』を読んでいただくことが、ひとりひとりの暮らし方を見つめる一助となれば、と私たち制作チームは心より願っています。

ひとりでも多くの方にこの冊子を手に取って読んでいただければと思っております。申し込み方法や入手方法は、以下のリンクをご参照いただければ幸いです。
http://kodomira.com/HSK.html

そして、以下のフォームから、ご意見などを頂戴できれば大変幸いです。
https://docs.google.com/・・・/1gYzLeBW1szbaIKnP4yj・・・/viewform

長文をお読みいただきありがとうございました。
『はかる、知る、くらす。』編集長 服部夏生
(こどもみらい測定所公式サイト上の当記事リンク
http://kodomira.com/news/entry-12452.html )