ご本人のブログにもUPされたので、私もUPします。

年末にやすさんが来て下さったことは、このブログにも書きましたが、これは、昨秋収穫したご自分のお米の放射能測定をはかるーむでするためでした。

やすさんが住んでいるのは、東西に長い福島県の中でも新潟に近い喜多方市の山都というお蕎麦の名産地。

ここで、自給自足の野菜やお米を作っています。

昨年秋収穫のお米は、そのさらに前の年までは慣行農法、つまり事故の後に耕した田んぼで育てたものです。
(一昨年までのお米は、できる限り不耕起に近い方法で育てているものです)

地表に積もった放射性物質は、少し深い部分の土と混ぜられています。

「福島県」、「玄米」というキーワード。

気にしている人は、絶対避けるようなものです。

でも、今回2時間と、通常より長めの測定を行い、数値上は、Cs-137, Cs-134とも1Bq/kg程度までは検出できる条件でしたが、検出下限を下回るものでした。(つまり、Cs-137、Cs-134とも、1Bq/kg未満であったと言えます)

私が育てたお米、私が食べるお米ではありませんが、心から嬉しかった。

「風評被害」という言葉が間違って使われ、広まっています。

こうやって、一つ一つきちんと測定をすることで、「福島」の「玄米」の中にも、何の心配もなく食べられるものがあることが分かります。

東日本大震災と、福島の原子力発電所事故からもうすぐ3年。

いまだ原子力発電所の状態は予断を許さず、放射性物質による汚染の激しい部分も多くあります。

一方で、きちんと測定してみれば、「危ない」と言われている、福島県のもの、セシウムを吸収しやすいものの中にも、事故前と同じくらいに安全なものも見つかっています。

少しずつ記憶が薄れてきて、日々の生活の中で、忘れがちになったり、無神経になりそうになることもあります。

でも、こうやって、少しずつ地道にデータを重ねていくことが、きっと誰かの役に立つ、と信じて、ボランティア一同頑張っています。

詳しいスペクトルやデータなどは、やすさんのブログでご覧ください。

はかるーむのホームページは、こちらです。