2009年に学校を卒業以降も別の学校にて勉強を進め、昨年後半は本業集中のため少しペースを落としていたホメオパシーですが、成人の日のあった三連休は、再び集中力を高めるべく、千代田区で行われたJeremy Sherrのセミナーに行ってきました。

Jeremy Sherrは、Dynamis Schoolという学校で多くの後進を育てていますが、現代の新しいレメディ(ホメオパシーで用いる「お薬」のようなもの)のプルービング(その「効果」を試すための「治験」のようなもの・・・「」付きで書いているのは、分かりやすくするためですが、新薬で用いられるこれらの言葉とは、全く異なるものです)を多く行っていることでも有名です。

満員御礼のセミナー室でみっちり3日間行われたセミナーは、その内容も非常に充実していましたが、何よりJeremyの生き生きとしたエネルギーと素晴らしい人柄に触れることが出来たことが、私にとっては最も大きな学びでした。

Jeremyは、自分の出身地であるイスラエルのみならず、ロンドン、ニューヨークにも多くのクライアントを持つのですが、現在は、家族とともにタンザニアに住み、貧しいエイズ患者のために活動しています。

先進国で何人ものHIV/AIDS患者と出会い、医師から見放された人たち、二次感染や、薬の副作用に苦しむ人たちが、レメディでどんどん良くなり幸せになって行くのを目の当たりにし、この同じ病気で苦しむ人がもっともっといるのに、医師もワクチンもホメオパスも圧倒的に足りないアフリカで、より多くの人を救い、同時にホメオパシーの素晴らしさを知ってもらいたい、と立ち上がったのだそうです。

アフリカで、HIV/AIDS患者と関わるということは、想像以上に大変なことです。

Jeremy曰く、「今、アフリカのエイズのために、巨額のお金が動いている。だけれども、誰もホメオパシーのために出すお金は一銭もない」とのこと。

そして、Jeremyが診た1000人近くの人たちのうち80%は、HIV/AIDSで夫を亡くした未亡人なのだそうですが、4人も5人も子どもがいるにも関わらず、「どうせもうすぐ死ぬのだから」と、土地も財産も食糧も取り上げられてしまっているのだそうです。

ですので、せっかくJeremyのホメオパシー診療によって治癒しても、お金も食べるものもない、働く場所もない、というような状態。

そんな人たちのために、Jeremyは、耕すための土地を用意し、保育所を用意し・・・と、ホメオパスという仕事をはるかに超えた献身的な活動を行っています。

Jeremy の活動に関しては、詳しくは、こちらに乗っていますHomeopathy for Health in Africa すごいなぁ、こんな人になりたいなぁ、と深く感銘を受けた3日間でした。

これは、活動のロゴマーク。南半球の国は、いつも地図の下の方に描かれており、まるで格が低いかのような扱いを受けることがしばしばあることから、このようなロゴを考えた、とのこと。

「それに、矢印が下を向いているより、上を向いている方がいいでしょ!」とJeremy。