土用だというのに、大々的に土を掘ってしまったり、頭が濡れて寒いと思いながら乾かさずにいたり、色々立て込んでいたりして、まずいな・・・と思っていたらやはり咳の風邪を引いてしまいました。

今回の咳は、胸の奥から発作のように激しく出て、吐きそうになるような、エネルギーの強い、喘息のような咳です。

実は、ちょうど今拝見している小さいクライアントさんに、季節の変わり目の喘息発作が出てしまったとの報告を受けた直後。

これは、あの子の咳が来ているのだな、と直感的に感じました。

ちょっと怪しげに聞こえてしまうかもしれないのですが、このように、受け持っているクライアントさんと同じ症状が離れている自分に出る、というのは、私には割とよくあることで、その病気や、お手当て、レメディの理解を深めるよきチャンスとなっています。

今回のクライアントさんは、ホメオパシーのレメディはあまり使わずにお手当てで何とかしたい、というご希望だったので、私もそのようにしてみました。

私がやったことは・・・

(1)玄米とお味噌汁程度の粗食にして、蓮根のきんぴらは、たっぷりいただく
(2)コーレン(蓮根の粉末を焙煎させたもの)を飲む

です。

蓮根は、身体にこもった余分な熱を冷ましながら肺を潤し、血をめぐらせる作用があるので、食事療法やお手当ての世界では、咳や痰など気管支や喉の問題の特効薬ならぬ特効食(?)としてよく知られています。

蓮根の絞り汁を使ってつくる蓮根湯(れんこんとう)は、ほんのりとろりと甘く、先日の岡山の実習でも大好評だったのですが、蓮根のない季節や、蓮根湯を作る元気がない時などは、「コーレン(香蓮)」を使います。
(本当は、症状で少し使い分けるのがいいのですが、ここはまずはあまり深く考えなくてもOK)

コーレンは、蓮根の粉末を乾燥、焙煎したもので、袋詰めで売っているものは、本葛、生姜、塩も適量混ぜてあり、そのままお水に入れて沸騰直前まで温めれば飲めるようになっています。

いくつかのメーカーから出ているものが、自然食品店には置いてあると思います。

蓮根湯とは違って、すこしほろ苦いようなお味ですが、これを飲むとすぐに、喉の奥で絡んでいた痰がすっとなくなり、かわりに鼻水が出てきて、それをかんだらとても楽になりました。

ふふふ。やっぱり食べ物ってすごいね。

本来であれば、暖かくして休んでいたほうがいいのですが、講座もコンサルテーションも予定が目白押しだったので、水筒にこれを入れて持って行き、ちょびちょび飲んでいたら、2時間半ずっとしゃべっていても、咳が出ることはありませんでした。

大分良くなってきてから、イタズラ心を起こし、今度は、プリンを食べてみました。

そしたら・・・見事に、直後から激しい咳の発作に見舞われました!

それは、それは、もう見事で、「参りました!」と言うしかないほどに(笑)。

コンサルテーションに生かせるよう、養生のための食事法を学んだり、必要とされている方にアドバイスをしているのですが、ここまでテキメンに現れてくれると、自信を持って言うことができそうです、「激しい咳が出るときは、プリン(砂糖、乳製品、卵)は食べないほうがいい」と。

自然療法や、食事療法は、経験と人体実験の積み重ね。

こうやって、自分のものとしていけると、嫌なはずの風邪も、ちょっぴりありがたいな、と感じることができます。

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