19年9ヶ月勤めた会社を辞めることに決めました。

昨日は、最終出社日でした。

大好きな研究の仕事、会社も好き、周りの仲間は本当に素晴らしい。
だから、辞めるには、大きな決心が必要でした。

とても好きな仕事だからこそ、限られた時間の中で、あれもやりたい、これもやりたい、だけれども追いつかない、というジレンマの中にいつもいました。

一方で、このブログを読んでくださっている方は、おわかりになるかもしれませんが、日々の暮らし、家族との時間、友人や地域、クライアントさんとのかかわりを丁寧に味わいたい自分もいます。

そんな中で熟慮に熟慮を重ねた結果、やはり息子の残り少ない「お母さんが一番」時代にもう少し付き合わせてもらおうと、退職を決めました。

上司に伝えたのは4月。分不相応の引き留めもいただき、予定より少し後になりましたが、8ヶ月間かかって自分の持てる技術と知識を一生懸命、周りの仲間に引き継いできました。

神様が最後にご褒美をくださったのか、辞める数カ月前から次々と後につながる良い結果が出たのもあり、最後の最後までばたばたと実験をしたり、打ち合わせに出たり、休日出勤まで(!)していました。

こんなに最後の最後まで、やることがたくさんあるなんて、本当に幸せなことです。涙腺の緩い私がめそめそしたり、必要以上に感傷に浸る間がないように、神様(&仲間たち)は、次から次へとお役目をくださいました。

ここまで息を継ぐ間もなく、毎日毎日全力疾走で来ましたが、少し歩調を緩めて、次の道へと向かいたいと思います。

次の道・・・ハードな日々を乗り越え、しばらくは、虚脱状態になってしまうかもしれませんが、やりたいことは、たくさん!

ホメオパスとしても、もっともっと学びを深めてクライアントさんと向き合いたいし、技術翻訳の仕事もしていきたいし、自然療法や食についても勉強したいことは色々あります。もちろん、科学は、既に私の一部になってしまっているので、完全に離れることは難しいような気もします。

何をやるにしても、20年近い研究者生活で身につけた、科学者マインド、フロンティアスピリット(開拓者精神)を持ちながら、楽しんで行きたいと思います。

福島県にいる仲間たちからのサイン帳とプリザーブドフラワー、一緒に仕事をさせていただいた方たちからのサイン帳

女子会でいただいた花

職場の仲間からの花束、ティンシャと寄せ書き。

産休中の同僚から贈られて来たシクラメン
本当に、もったいないほど、ありがたいことです。

私からのご挨拶は、友人であるokyo3が作ってくれたカードと、お馴染み私の手作り石けん。

右も左もわからない、おっちょこちょいの新人だった(おっちょこちょいは、今もですが)20年前から、本当に長い間、たくさんの方にお世話になりました。

今の私は、感謝の気持ちで満たされています。