ご報告遅れましたが、8月上旬、鳥取に行ってきました。
昨年一度予定したけれど、都合により1年延期になったこの企画。
おおつぶ登山隊のゴルゴ隊長が木こりになるために鳥取に引っ越したのを受け、青春18きっぷで鳥取まで13~14時間かけて行って遊ぶ!というものです。
今回は、小学生~中学生の企画でしたが、私はスタッフのような位置づけでお手伝いとして参加することになりました。
向こうで迎えてくれた子どもたちを含めると、小学2年生~中学2年生までの総勢9名。
今年の中国地方は大変な気象状況で、鳥取もたった半日をのぞいたほぼ全工程雨で、当初の計画を大幅に変更しての1週間でした。
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雨にも負けず川遊び。
奇声を上げながら飛び込む子や、ひたすら魚(ハゼ)を追いかける子。
ハゼは、天ぷらにして晩にいただきました。
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目玉企画の1つ「はんざけ(オオサンショウウオ)探し」。
現在は、特別天然記念物であるオオサンショウウオですが、半分に裂いてもまだ生きているほどに生命力が強いことから、「はんざけ」と呼ばれるようになったそうで、この多里(たり)地区は、はんざけが多く見られる土地としても知られているそうです。
ご近所の中学2年生の女の子は、小学1年生の時からオオサンショウウオの学会にも出ている、「はんざけ先生」。
彼女のガイドのもと、雨の中、夜行性のはんざけを探しに、日野川源流を目指します。
実は、源流まで行かずとも、はんざけが見られる場所は多くあるそうなのですが、調査・研究の観点からすると、下流のほうの大きいはんざけは、長生きして昔からいるものなので、あまり意味がないのだそうです。
むしろ、生きるに厳しい、源流付近にいる、若い(小さい)はんざけは、繁殖の証でもあるから、これを見つけることに意義があるのだとか。
それまでの雨で増水していた日野川の夜の川のぼりは、まるで「サバイバル沢のぼり」よう。
時には膝上まで水につかったりしながら、ひたすら上を目指します。
何キロも何時間も登ったかのように思った頃(実際には、1時間程度で、たいした距離でもありませんでしたが)、上流で「はんざけ、いた!」の声が。
50センチほどの、若いはんざけを見つけることができました。
トレイに上げて、みんなでじっくり観察。
本来は触ってはいけないのですが、はんざけ先生は、調査のために触る許可も得ています。
彼女がはんざけを触った手は、山椒とグレープフルーツが混ざったような匂いでした。(オオサンショウウオの名前の由来は、この匂いからと言われています)
短い手足で動く姿、小さい眼がなんとなく愛嬌のあるはんざけ、めったに体験できない沢登りの末にようやく会えた!ということに感動しました。
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そして、息子と私は一番楽しみにしていた中国地方一の名峰、大山(だいせん)登山。
当初予定していた日は大雨の予報で、やむなく、もっとも雨の降る確率が低そうな2日後に予定を変更しました。
5時起床。雨はやや小降り。朝はサンドイッチで済ませ、寝ぼけ眼で出発。3台の車での賑やかな1時間半のドライブでしたが、途中見える大山は厚い雲に覆われています(涙)。
・・・が!大山登山口ではまさかの「レインウェア不要」(嬉)。装備を確認、準備体操をしていざ出発。
大山登山中が、鳥取全工程の中で唯一の晴れ間でした。7月の木曽御嶽山や、その前にもいくつもの山を登っている元気印たちは、はやる足取りを抑えるのが大変!
一方、ゆっくり登りたい登山初心者たちもいて、中2の兄さん、調整役として大活躍してくれました。
途中からは、奇跡の晴れ間も見られ、全員揃って登頂、大山のてっぺんでおにぎりを~♪を果たすことが出来ました。
雲行きが急激に怪しくなってきたので、昼食後は、ぐんぐん降りてくる雲に追いつかれないように急ぎ足で降りました。
でも、しっかり河原には寄りましたよ~。
全員下山した途端に、バケツをひっくり返したような大雨で、まさに間一髪で、守られているのを感じました。
その他にもたくさんのことをした、全工程7泊8日(私が参加したのは、5泊6日)。その日の片付けや、翌日の準備、個人的には、夜中にクライアントさんのメール対応、そして早朝のお弁当作りなどで、睡眠時間は3~4時間になることも。
気付けば、朝からトイレにも行っていない、一口の水も飲んでいない、なんて状況は、ある意味壮絶でもありましたが、今思い返すと楽しいことしか思い出せない、大変さなんて遥かに上回る、濃密で幸せな時間を持つことができました。
小さい頃から見てきた子どもたちが大人になっていく、このきらめくような時間を共有させていただいたこと、ありがたく、ありがたく思っています。
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