先日作った石けん「Rosemaryづくし」が完成に近づいてきました。
熟成が進むにつれて、カスタードクリームのような色だったのが、外側からだんだん茶色っぽくなってきます。この時間がたまらなく好き。
今は、こんな感じ。最終的な姿と変わりません。
あと1週間もすれば、ちゃんと石けんとして使えるようになるでしょう。
少し遅れて作った「あずきコンフェッティ」は、今日カットしました。
ピンクの部分は、小豆とピンククレイの色です。
小豆は、毛穴の汚れや皮脂分を吸着する役割があるのだそうです。シアバターやホホバオイルも加えて、しっとり感を大切にしました。こちらは、かんきつとフローラルをブレンドした、フルーティな香りです。
私の石けんは、けん化に必要な水酸化ナトリウム以外の材料は、全て口に入れても大丈夫なものを使うようにしています。
いまやすっかり有名となったマルセイユ石けんは、全オイルのうちオリーブ油の割合が72%以上のもので、伝統的なコールドプロセス(今回私もやっている作り方)で作られた石けんのことを指すのだそうです。
オリーブ油のようなソフトオイル(常温で液体の油)のみですと、肌にはとても優しい一方で、硬さや泡立ちが足りず、すぐに溶け崩れてしまう石けんとなってしまいます。
マルセイユ石けんの配合では、オリーブ油を溶け崩れないぎりぎりの72%とし、残りは硬さと泡立ちを助けるパーム油とココナツ油を使います。
私も、この配合を参考に、オリーブ油、スウィートアーモンド油、アボカド油、マカダミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ひまし油などのソフトオイルを好みや目的に合わせて72%程度、残りはパーム油と、パーム核油を使います。
パーム核を使うのは、ココナツ油が、あまり私の肌に合わないようで、これを使うと乾燥してしまうから・・・。
このように、自分の好みや体質に合わせて使う材料を選んだりブレンドしたりできるのが、手作りのいいところ。
今年は、少し創作意欲も高まっているので、もう少し作ろうかなぁ、と思っています。誰か使ってくれるかなぁ・・・。
水酸化ナトリウムを使うことから、今まで「石けんの作り方を教えて」というご依頼は全てお断りしていたのですが、以前より少し余裕ができてきたので、近いうちにちょっとしたワークショップをやってみようと思っています。
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