涼しくなってきたので、久しぶりに石けんを作りました。
オリジナルレシピの「Rosemaryづくし」
基本のオリーブ油、パーム油、パーム核油の他に、マカダミアナッツ油もたっぷり使いました。
マカダミアナッツ油は、皮膚細胞の再生に大きな役割を果たすパルミトレイン酸を多く含みます(パルミトレイン酸は、加齢を気にする方のための化粧品にも使われています)。
ローズマリーは、お馴染みのハーブですが、消炎、消臭などのほかに、頭をしゃっきりさせる作用もあると言われています。
このローズマリーのエッセンシャルオイルだけではなく、乾燥させた粉末も。
香りは、ローズマリーだけでは少し単調で重すぎるので、グレープフルーツのエッセンシャルオイルも入れてみました。
夏に疲れたお肌の修復を助けてくれるといいなぁ、という願いを込めて。
よく聞かれるので、石けんの作り方を簡単にご説明しますね。
(1) ポリプロピレンのしっかりした瓶に、規定量の水酸化ナトリウム(苛性ソーダ・・・劇物ですので、取扱いに注意を要します)を溶かします
(2) ボウルにオイルを量り取ります。
(3) オイルに水酸化ナトリウム溶液をゆっくり加え、よく撹拌します。
(4) しばらく撹拌していると、けん化反応が進み、白くもったりと、カスタードクリームのようになってきます。今回は、マカダミアナッツ油を使ったので、色はピンクベージュ。
(5) ある程度けん化反応が進んだら、好きなエッセンシャルオイル(今回はローズマリーとグレープフルーツ)や、オプション(今回は、乾燥ローズマリー粉末)を加えます。
(6) 型に入れます。
あとは、ゆっくりけん化反応が進むのを待ち、1カ月ほど経てば完成です。
こんな感じになる予定(これは、4年ほど前に撮った写真)。
実験が好き、物作りが好き、熟成させることが好き、アロマテラピーが好き、な私にとって、この石けん作りは貴重な癒しの時間です。家じゅうがよい香りに満たされる、秋にぴったりの手仕事です。
※ 石けん作りは、劇物である水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を使います。チャレンジされる場合は、きちんと書籍を読むか、講習などに参加されることをお薦めします。