お盆の前の週、夫がようやく休みを取れたので、ささやかな国内旅行に行ってきました。
今回は、行きたい、行きたい、と思っていながらなかなか行けなかった友人たちのところへ。
最初は、長野県の奈川。
今は、松本市に合併されていますが、少し前までは、南安曇郡奈川村だった場所、野麦峠や乗鞍高原に近い山あいにあります。
私が会社を辞めたのとちょうど同じころ、お百姓仕事や、山登りの仲間である母娘が東京からこの過疎の村に移住しました。
考え方や価値観がとても合うこの友人が大好きな奈川には、きっと近いうちに訪ねて行くだろうと思っていましたが、この夏実現しました!
奈川に着いたのは、お昼前。
お昼ご飯に案内してくれたのは、友人の自然農仲間がやっている「つきのわ商店」。
6月にオープンしたばかりのこのカフェは、内装も手作りで、とても落ち着く場所です。
私が頼んだのは、フォー(ベトナムの米麺)。
私は、米麺、とりわけフォーは大好きなのですが、ここのフォーは文句なしに美味しかった!
外食してお汁を全部飲むことなんてないのですが、最後の1滴まで飲み干してしまいました。
こちらは、夫の頼んだカレー。
「ダブル」を頼んだら、1人前が2皿乗っかってきました♪
いつまででもまったりしていたいような、居心地のいいおうちカフェでした。
食後は、プールに行くKちゃんを送って、奈川小中学校へ。
4年生は8人、という小さな小さな学校ですが、思いがけず広くて綺麗な校舎にびっくり。
松本市に編入されたときに、消防法の基準に合うように建て替えられたのだそうです。
冬は雪深くなるこの地方の靴箱は、上履き、外履き、そして長靴入れ。
外には、生徒の畑が。4年生は、自分の好きな野菜を植えるのだそうです。
その後は、おうちから歩いていけるブルーベリー園へ。
大粒のブルーベリーが味見し放題で、1kg1500円!無農薬のブルーベリーは、美味しくて、美味しくて、味見をはるかに超える量パクついてしまいました。
4種類のブルーベリーが混植されているのだそうですが、木や日当たりによって、甘味や酸味、粒の大きさなどが違うのも楽しかった。
道端で摘んだ野イチゴ。友人は、ブルーベリーと一緒にジャムにするって。美味しそう~。
力強いベリー類は、お日様の下で、宝石のようです。
木材やさんの看板。
近所のおばあちゃんちで採らせていただいた伝統野菜の番所(ばんどころ)きゅうり。太いけれど瑞々しくて美味しいのです。
少しドライブして行ったのは、標高1500mの清水牧場チーズ工房、友人のアルバイト先です。
ここの牛たちは、広大な牧場に放し飼いにされており、無理に子牛を産ませられたり、ホルモン剤を与えらえることなく、のびのびと育っているのだそうです。
当然牛乳やヨーグルト、チーズは絶品で、中でも「バッカス ダルパージュ」は、日経新聞の日本のナチュラルチーズランキングで1位を取ったこともあるそうです。
ちょうどお店は定休日。普通は入らせていただけない牧場に特別に入らせていただきました。
口蹄疫を予防するために、牧場に行く前は靴の裏を石灰で消毒します。
もう、言葉はありません。
ここは、スイス(行ったことないけど)?というような広い牧場。
遠くに穂高連峰をのぞむ丘で、のんびりお散歩を楽しみました。
宿泊は、友人の家からすぐの高ソメキャンプ場。
今回は、テントは張らずにバンガローを借りましたが、もちろんテントを張ることも可能。
バーベキューセットを借りることもできるので、少ない荷物で行くことができます。
静かで清潔で、とても気持ちのよいキャンプ場でした。
自宅で下ごしらえして行った野菜と味噌や塩麹に漬けて行ったお肉類、そして地元の新鮮な野菜をあわせてみんなで和やかなバーベキューとなりました。
翌朝、池で釣りをする夫と息子・・・見つけられますか?
奈川で最後に寄ったのは、木製家具と小物のお店「ソルンテ」。ここも、友人のお友達の工房兼お店です。
一つ一つの作品、ディスプレイに愛情がこもっているのが感じられる素敵な所でした。
大きな家具などは、二階に。床は、使わなくなったスキーリフトの木材を再利用しているんですって。
福島の陶芸家スエトシヒロさんと、ソルンテのコラボの小さな器と、「自分で仕上げるバターナイフ」を購入しました。
たった1泊2日でしたが、私も大好きな場所の一つとなりました。
そして、友人母娘が、地元の人たちに可愛がられ、素敵にたくましく生きていることが本当に誇らしく、嬉しく感じられました。
次は、新蕎麦の季節にも来たい!
さて、この後は安房トンネルを通って飛騨へ。次のブログにUPします。
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