今日は、盛りだくさんの日でした。
朝早くに近くのすすき野原ですすき刈り。
なぜならば・・・
午前の講座をはさんで、午後に地元の小学校のやごプールのお手伝いに行くためでした。
やごプールとは・・・?
正式名称は、「やご救出作戦」。
地域のボランティア、ビオトープの会が中心となって行っている活動で、毎年学校プールが終わったあとの秋に、半量ほどに水を減らしたプールにすすきで作った浮島を浮かべるものです。
秋から冬にかけて、さまざまな種類のトンボやマツモムシなどが産卵にやってくるので、翌初夏にはプールの底や浮島に、やごをはじめとした様々な生き物が見られるようになります。
これを救出、観察することが、住宅街に住む小学生の貴重な自然体験となっているのです。
去年救出したやごは、こんな。
今年も3年生が浮島を作りました。
朝刈って来たすすきを、麻紐で束ねます。
だぼだぼの軍手をして、最初は少し戸惑っていた子どもたちも、少しずつ本領を発揮し始めて、次第に大賑わい。
竹を組んでネットを張った上に、束ねたすすきを立てます。
すすきばかりじゃなく、空き時間に私たちが抜いてた雑草まで活用^^。
なんだか住み心地のよさそうなのが出来ました。
自然と「わっしょい、わっしょい!」なんて声が出ます。
なぜ急に四角い?
ああ、可愛いなぁ、子どもたち。
そして、プールにそーっと浮かべます。
なぜ急にモノクロ?
すぐにトンボがやってくるわけじゃないのに、なぜか去りがたく、みんなプールサイドにしゃがんで、いつまでもいつまでもすすきのいかだを眺めていました。
学校のお手伝いに行くと、胸がきゅんとするような場面にたくさん出くわします。
「ありがとうございました!」と言ってくれる子どもたちに、「いやー、こちらこそありがとうございました!」と思わず言いたくなる私です。