息子の学校でも6年生になると修学旅行があります。
でも、一筋縄では行かない学校なので、ぼーっと連れて行ってもらうのを待っているのでは行けないのです。
6年生になるとみんなで揃ってオトナの部屋（一般な言葉で言うと職員室）に行き、｢ぼくたち、6年生になったから、修学旅行に行きたい。だから担当のオトナを決めてください｣から始まります。
そこからが大変。
行きたいところを決めるのはもちろん、ルートから、宿の選定、予約、厳しい予算の中でやりたいことをできるだけてんこ盛りに、知恵を絞って体を使って・・・。
それぞれが、自分の行きたいところを調べ、計画を立て、これがいかに魅力的かを仲間にプレゼン。
調べる→まとめる→発表する→ダメ。
調べる→まとめる→発表する→ダメ。
これを、何度も何週間も繰り返しながら、意見を言い合い、折衝し、少しずつ練り、完成度を上げていくのです。
例年より決まるのに時間はかかったけれど、なんとか詳細まで決まり、来週出発にまでこぎつけて、息子の今週末の担当は、｢本当に予算内に納まるか｣の最終的な検算。
ルートを調べ、高速道路代を人数で割って・・・と、私のパソコンを使っておぼつかない手でキーボードを打ちながらえっちらおっちら調べ、計算していました。
｢大丈夫！｣と、すがすがしい顔に、こちらまで安堵。
小学生でも、ここまでできる。
生きていく力を身に付けているように思います。
今日の一品は、銀杏。
大好きな友人が台風の後に拾って処理した貴重なものを分けてくれました。
優しくて美しくて、子育ても家事も完璧。その上スポーツもできて、気さくで・・・みんなのマドンナからのおすそ分けは、翡翠色に輝いていました。
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