題名とは違いますが、実は、今お米を蒸して、麹菌で醸しています・・・うふふ。
念願だった麹づくり。成功したらまたご報告しますね。
・・・で、表題ですが、ココナッツミルクヨーグルトですって!?そんな季節外れな・・・とお思いでしょう。でも、なんとなくブームが来そうなので備忘録的に。
最近、巷で腸内細菌とか腸内フローラ(腸内細菌叢=さまざまな種類がある細菌の分布、バランス)なんて聞くことが多くないですか?
もちろん、「腸内環境を整えましょう」というようなことは、ずいぶん昔から言われていましたが、ここのところまた「腸内フローラ」という言葉とともに広がってきたように思います。
東洋医学や自然療法の世界では、腸と血液、腸と脳、腸と皮膚、腸とアレルギーなどの関係は当然のように言われています。
私の大尊敬するエドワード・バッチ博士(フラワーエッセンスの創始者です)も、人間の気質と、かかりやすい病気と、腸内フローラには関連があるということを見出し、それに基づいた治療法を確立しています。
腸内フローラを良い状態にするために最も有効なのは、野菜をたっぷり食べ、日常的に発酵食品を取り入れることです。
発酵食品というと何を思い浮かべますか?ぬか漬け、味噌、醤油、納豆・・・など。そして、たまのお楽しみには、ヨーグルトもよいと思います。
ただし、多くの日本人にとって牛乳由来のヨーグルトは、腸に負担が大きいとも言われています。
より負担の少ないのは、植物性の例えば豆乳ヨーグルト。でも豆乳ヨーグルトだって、身体を冷やすので毎日食べるものではないのですよ。
そして、今回私がつくったココナッツヨーグルトも腸に比較的良いお楽しみの一つとして。
実は、私、ヨーグルト大好きなんです。
で、ちょっと前のブログにも書きましたが、4年前にオーストラリアに行った時に、ココナッツヨーグルトと衝撃的な出会いをしてしまったのです。
そう、ココナッツミルクも南国のものなので、常食すべきものではないのですが、私の好きなものリストには入っています。
色々なものからヨーグルトを作る実験をしばらく前にしていますが(→✩)実はこの時、ちょっとだけココナッツミルクからもヨーグルトを作ろうと試みました。
で、今回書くのは、4年に渡る試行錯誤の末の(ウソです。4年前と今回だけです)ココナッツミルクヨーグルトの作り方、です。
ココナッツミルクからヨーグルトを作るのがなぜ難しいかと言うと、少なくとも日本で入手できる缶詰のココナッツミルクは、タンパク質がとても少ないからです。
タンパク質と、酸が反応してあのとろみというかかたさが出ます。
なので、ヨーグルトドリンクを作りたい場合には、タンパク質量のことまで考えなくてもいいです(お米から作るヨーグルトも、だから食べるものではなくて飲むものなんですね)。
作り方は、こちらを参考にしました。
http://www.swiish.com/blog-post/coconuts-for-coyo/
前置きが長くなりましたが・・・。
私が使ったのは、こちらの缶詰のココナッツミルク(粉になっているものは、添加物が入っているものが多く、中にはカゼイン=タンパク質が加えられているものもあります。そういうものを使うと、簡単にかたくなるかも)。
乳酸菌としては、参考にしたサイトは、乳酸菌サプリメントを使っていて、それでもいいのですが、私は、プロバイオティクスGBN1(乳酸菌とビフィズス菌を混ぜたもの)と、あとは市販のヨーグルトで試してみました。
たんぱく質源としては、(a)なにもなし、(b)スキムミルク、(c)(d)ゼラチン、(e)市販のヨーグルト を使いました。
ココナッツミルクは、1缶の3分の1ずつで実験しています(115gくらい)なので、1缶(400ml)使うときは、分量を3倍にするといいです。
<材料>
(a)ココナッツミルク3分の1缶(以下同様)+GBN1 1g入を1/3 包(約330mg、以下同様)のみ
(b)ココナッツミルク+スキムミルク小さじ1+GBN1
(c)ココナッツミルク+ゼラチン1g+GBN1
(d)ココナッツミルク+ゼラチン1g+てんさい糖小さじ1+GBN1
(e)ココナッツミルク+市販のヨーグルト小さじ1
<作り方>
(1)全ての道具を煮沸消毒する。
(2)(c)と(d)に関しては、ココナッツミルクの約4分の1をとりわけ、ゼラチンをふり入れる。
(3)残りのココナッツミルクを沸騰直前まで加熱する。
(4)(b)はスキムミルクを、(d)はてんさい糖を加えてよく混ぜる。(c)と(d)は、(2)で取り分けたゼラチン入りのココナッツミルクを戻す。
(5)ココナッツミルクの温度が42度程度まで下がったら、GBN1あるいは市販のヨーグルトを加える。
(6)よく混ぜて蓋をし、40~45度で約10時間保温する(私は、トロ箱=発泡スチロール箱に入れて、ポリ瓶にお湯を入れて温度調整しました。湯たんぽもいいと思います)
(7)取り出し、冷ました後、冷蔵庫に入れる。
ここが最大のポイントです!!この時点では、まだゆるゆるです。でも、これ以上保温していると傷んでしまいます。ここまで来たら、あとは冷蔵庫の中でゆっくり発酵を進めましょう。
(8)1日~3日ほどすると、だいぶ発酵が進み、味もかたさもみなさんのイメージするヨーグルトになります。
<味>
(a)固まり方はゆっくりで、1日目はかなり柔らかかったです。でも2~3日冷蔵庫内で追熟すると美味しくなります
(b)一番バランスが取れていました(写真イマイチですが)。固くなるのも早く(冷蔵庫で1日目)、味もいい感じです。私は、これが一番好き。
(c)一番かたくなりました。かたいヨーグルトが好みの方はこちら。私は、舌触りが(b)の方が好きでした。
(d)てんさい糖を入れたら発酵が早く進むかと思いましたが、違いは見られませんでした。
(e)いちばんかたくなりづらく、味もぼんやりした感じでした。
これらを踏まえ、考えられるバリエーションとしては・・・
植物性にこだわりたい場合は、タンパク質源のスキムミルクやゼラチンを豆乳に置き換える(ただし、豆乳もこれらのものよりはタンパク質の割合が少ないので、ある程度の量入れる必要があります)。
ほかの乳酸菌源としては、最初に紹介したサイトにあるように乳酸菌サプリメントを使う、自分で発酵させた発酵液を使う(例えばこちら→✩)、麹を使う、など。
作るのはちょっと大変ですが、日本ではまだ入手できないココナッツヨーグルト(そして、市販品が買えたオーストラリアでもお値段は高かったです!)、手作りできるのでご参考まで♪
私は、ココナッツヨーグルトの味が大好きなので、時々お楽しみのために作ろうと思います。
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