12、13日の週末は、大粒登山隊で、御嶽山(おんたけさん)に上ってきました。
長野県と岐阜県にまたがるこの標高3,067mの独立峰は、日本百名山の一つであるばかりでなく、日本三大霊山の1つでもあります(ほかの2つは富士山・白山)。
ありっちょ副隊長も大好きな山ということで、楽しみに行きました。
今回は、ゴルゴ隊長もありっちょ副隊長も不在のため、ツネ隊長代行が企画から、調整から、予約から、先導から、全てやってくれて、本当に感謝!
そして、なんと!大粒登山隊には珍しく、台風一過のとてもよいお天気でした・・・とりあえず最初は。
今回、山小屋泊で荷物も少ないし、変化に富んだ山とのことので、思い切って一眼レフ持参。前の晩に思い立ち、あわてて100円ショップなどに寄り、ハーネスを手作りしてみました。
一眼レフの重さが首ではなくて、ザックの肩にかかるので、随分楽になりました。
ありっちょ副隊長が言うように、この山は、道の様子(土、階段、砂利、岩)や植生、景色も変化に富んでいて楽しいですが、それと共に、信仰の山であることにも、そのユニークさがあります。
白装束を着て、金剛杖を持たれた方と何人もすれ違いました。
まずは、ロープウェイへ。
久しぶりに再会した子どもたちは、嬉しそうに子どもだけでボックスに消えていきます。
ところどころに、石碑や、ユニークな石像が。
まだ雪の残るところも多く、注意深く進みます。
ゴロゴロ石の、こんな道や、
こんな道も、子どもたちは、ものともしません。
むしろ大人の方がおっかなびっくり、ぜえはあ。
何の巣だろう?
標高が上がるにつれ、ハイマツも少なくなり、絶景が見えてきます。
九合目の石室山荘前(標高2800m)で一休み。
厳しい岩を登ると、一気に視界が開かれ、三ノ池が!
しばらく行くと、目の前に広がったのは、サイノ河原(賽の河原)。
予習をしていなかったのですが、ここに降り立った途端、なんともいえない、ざわざわ、ドキドキした感じに包まれました
~*~*~ 賽の河原の伝説(wikipediaより) ~*~*~
賽の河原は、親に先立って死亡した子供がその親不孝の報いで苦を受ける場とされる。
そのような子供たちが賽の河原で、親の供養のために積み石(ケアン)による塔を完成させると供養になると言うが、完成する前に鬼が来て塔を破壊し、再度や再々度塔を築いてもその繰り返しになってしまうという俗信がある。
このことから「賽の河原」の語は、「報われない努力」「徒労」の意でも使用される。しかしその子供たちは、最終的には地蔵菩薩によって救済されるとされる。
~*~*~*~*~*~*~
しかし、気付けば、我らが大粒登山隊のちびっ子たちも、熱心に石を積んでいました。
長生きしてくれよ~。
いよいよ三ノ池が見えてくると、1日目のゴールも近いです。
三ノ池は、日本で最も標高の高いところに位置する湖。
ここから湧き出るご神水は、何年経っても腐らないそうです。
仲間がわざわざ汲んできてくれた水。
心が汚いと、家に帰るまでの間になくなってしまうのだとか・・・!
家に帰っても、ペットボトルの水は減っていなくて、ほっとしました(笑)。
この日出会った高山植物たち。
ハイマツ。
イワカガミ。
イワベンケイのつぼみ・・・かな?
盛りは過ぎてしまったけれど、キバナシャクナゲ。
まだつぼみだけれど、高山植物の女王、コマクサ。
ハクサンイチゲ。
ミネズオウ。
ミヤマキンバイ・・・かな?
ミヤマダイコンソウ・・・かな?
そして、お宿、五ノ池小屋。
物資は、全てヘリコプターで落とされます。
ありがたい、ありがたい。
ランプが素敵な木の小屋でいただくお食事は、最高でした。
そして翌朝・・・
曇っていますが、それでも美しいご来光が拝めました。
ため息が出ます。
天気が崩れる予報が出ていたので、早めの6時半に出発。
雷鳥!!!!!5羽の雛と一緒にいました。
しかし、雷鳥さまの予言どおり、この後は、大粒登山隊らしい激しい荒天でした。
飛ばされそうな強風、横殴りの豪雨、そして、ちょっとした雹さえも。
そんな中も黙々と文句も言わず、登る登山隊。
最後は急な階段のあとの、頂上剣が峰です(標高3067m)。
今回も、長い長い山道でしたが、本当にみんな頑張りました。
それぞれの子の成長(と、自分の衰え)を感じました。
子どもたちが協力し合い、励ましあい、楽しそうに歩いているのを見ると、毎回、山が教えてくれることの深さに畏敬の念を感じずにはいられません。
これまでの大粒登山隊の登山歴はこちら・・・
2010年9月、富士山1年目 https://homeopathy-momo.com/life/20100922/
2011年8月、富士山2年目 https://homeopathy-momo.com/life/20110822/
2012年7月、仙丈ケ岳 https://homeopathy-momo.com/life/20120719/
2012年9月、富士山3年目 https://homeopathy-momo.com/life/20120918/
2013年9月、にゅう https://homeopathy-momo.com/life/20130924/
コメント