たくさんの方のもとに里子として送り出された我が家の梅ですが、

我が家で漬けたものも、いい感じに梅酢が上がりました。

見て!この半透明のフルーティな感じ。

樹上完熟手摘みの梅の実を、そーっとそーっと漬けるとこのような感じになります。

梅の状態でも梅干しの状態でも輸送には耐えられない柔らかさなので、お召し上がりご希望の方は、ChezMOMOにて~。

近く行うのは、【お台所の救急箱スピンオフ企画!】@7月15日(水)です。

※ そもそも冷房がないので、スペースは広く開けて、網戸での開催です

【お台所の救急箱】スピンオフ企画いよいよスタート!

今年は、赤しそ入りにしようと、もみ紫蘇を作りました。

紫蘇が絡まらないように、漬ける時と同じように間にハランを入れます。

もみ紫蘇の作り方は、2015年に書いたものを転載しますね。

 

【梅干し作りの名脇役、もみ紫蘇(しそ)を作ろう♪】(2015年7月4日)

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紫蘇ジュースと同様、もみ紫蘇作りも、理科って台所のあらゆるところにころがっているんだなぁ、と実感できる楽しい作業です。

まず、適当な量の赤紫蘇を用意します。

庭には見当たらなかったので、今年は購入しました。

赤紫蘇が店頭に並んでいる期間は短いので、見つけたら梅干し作りはまだ始めていなかったとしても作業をスタートしてしまって大丈夫です。

もみ紫蘇にしてしまえば、日持ちはします。

大きめの袋にギュウギュウに詰まって300g。かさばるのでかなりの量です。

これだけあれば、今年漬ける3kgの梅には充分足ります。

洗ってから、水気を切ります。

時間の余裕があれば、ザルなどにあげて自然乾燥させるのでもいいですし、サラダの水を切るための道具を持っている方はそれを使えばいいですが、私は、手ぬぐいにふわっと包んでぶんぶん振り回して水を切りました。

うちにある一番大きなボウルにこんもり。
10%の塩(今回は30g)を用意し、このうちの3分の1(およそ10g)を、このこんもり紫蘇にまぶします。

しばらく置いてもんでいるところ。(モデルは息子の手です・・・かなり大きな手です)

元気な紫蘇がだんだんしんなりしてきたら、ぎゅーっと絞ります。

これは、結構力がいるので、頼んだ、息子!(もちろん、私でもできます)

そうすると、茶色いアク(灰汁)が出てくるのです。

これを繰り返すこと3回、だんだんアクが少なくなってきて、汁が紫色になってきます。

こんなにカサが減りました!

最後、ここに適当な量の梅酢を足します。

梅酢というのは、梅を塩で漬けた時に自然に上がってくる液体のこと。

これは、お料理に使ったり、おにぎりを握るときの手水代わりにしたり(こうすれば夏もおにぎりが傷みづらいです)と、大活躍の調味料で、自然食品店などで購入することもできるのですが、梅干しを手作りすれば副産物としてたくさんできます。

去年作った梅干しの梅酢がない方は、もちろん購入してもいいのですが、普通のお酢に5%の塩を加えるのでもいいのだそうです(私はやったことがないので、ネット情報です)。

こちらは、今年第一弾で漬けた梅から上がってきた梅酢(無色)です。量は適当。

紫蘇を入れているボウルは、先ほどの大きいサイズから、一番小さいサイズに変えました。

去年の梅酢を使う方は、赤梅酢になっているかもしれませんが、それでもOKです。

ここからがわくわくの作業、絞った赤紫蘇に無色透明の梅酢を足すと・・・

こんなに真っ赤に!
(理科テキに言うと、紫蘇から出てきたアントシアニンが梅酢の酸で赤くなった現象です。アルカリだと青味がかった紫色になります。)

よく揉み込んで終了。

こうなれば、もうかさばりませんし、日もちもするので、土用干しまで安心して取っておけます。

私は、土用干しをした後に、もう一度梅干しと、このもみ紫蘇を梅酢に戻しますが、そうするとそれまでベージュ色だった梅干しが見事に真っ赤に染まります。

もみ紫蘇を入れるタイミングは、私のように土用干しの後でもいいですし、土用干しの前、梅酢が上がってきたらすぐに入れてしまうやり方もあるようです。

紫蘇を入れずに、梅だけの自然な赤さで漬ける方もいらっしゃいます。

そうすると、もちろん梅干しには紫蘇の香りはつかず、梅酢は、白いままです。

つかった後のもみ紫蘇は、よく干して細かく刻めば自家製のゆかりの出来上がり。

昔ながらの保存食は、たくさんの知恵が詰まっており、無駄にするものがありません。

というわけで、歴史と理科の授業はおしまい・・・ではなくて、みなさん美味しい梅干しができますように♪

梅干し作りの名脇役、もみ紫蘇(しそ)を作ろう♪

今年の土用は

7月19日(日)~8月6日(木)です。

みなさんお忘れなく~。

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