【0から食堂・ファイナル! ~前編~】からの続きです。
昨日の投稿から1週間後の昨日、いよいよ1年の集大成である【0から食堂 ザ・ラスト2017】へ行ってきました。
オープンに先立ち、送られてきたのは、このような申し込み書。
限られた人数と材料で、最高のものを出し、無駄を少しでも減らしたい、と考えての事前予約。
どれも食べたい…と迷っていたところ、持つべきものは食いしん坊で知恵のある友人たち。「3人で全品頼んでシェアしない?」とのありがたいお誘いが!!
喜び勇んで、全品予約(笑)。
見慣れた看板だけれど、周りの写真はその都度変わっています。
日頃は中学校校舎のホールである食堂に入っていくと、そんなに人が多いわけでもないし、そんなにバタバタしているわけでもないのに、なんとなくみなぎっている気迫。
「絶対に成功させる」というみんなの気持ちがにじみ出て空気中に漂っている感じです。
日頃おちゃらけているような子たちも、真剣な顔を上気させて、でも動きは落ち着いていて、これぞ「子どもの村っ子」と言う感じでした。
席に座ると、ここがただの食堂でないことがすぐにわかります。
と言うのも、それぞれの材料の生い立ちを伝える「0からHistory」や、料理をより詳しく伝える写真付きのメニューが見やすいように並べられてあったから。
小麦HISTORY
「本当にいろいろなことに使える小麦ですが、粉にするためには脱穀したり、籾取りしたり…何と言っても、小麦はチクチクして痛いしかい!!本当に大変です。」
たまごHISTORY
「歴史館では、ボリスブラウンとチャボを飼っています。ボリスブラウンは、毎日1個、卵を産んでくれます。」
お肉HISTORY
「けものクラブでは、シカ肉を解体しました。岐阜で獲れたシカ肉です。いただきますの気持を込めて、ご賞味ください」
南伊豆HISTORY
「今年最後の旅行で、行き先を話し合い、南伊豆に行くことになりました。海あり、山あり、パンクある!?の旅行は、史上最高に豪華な旅行となりました。」
みそHISTORY
「1年前に歴史館でつけたみそ。歴史館で建てた高床式倉庫で熟成したおいしいみそです。」
試作HISTORY
「今回もたくさんの試作をして、メニュー作りをしました。試作はみんながつくったおいしい料理を食べれるので、楽しみの一つとなっています。」
厨房は3か所に分かれており、情報は、すべてこのホワイトボードに集められています。
2階ホールの厨房。ちょうどお料理を出したタイミング。
こちらではパンケーキ作り。
そして、わたしたちのテーブルを担当してくれた2名の1年生女子の素敵だったこと!
いつもは、フレンドリーに話しかけてくれる彼女たちが、背筋をのばし、きちんとした敬語を使い、丁寧に一つ一つの料理について説明してくれました。
息子も別のテーブルでお客様の高さに合わせてひざまづいていました。
<ボリ玉オムライス>
息子の担当でした。
3人でシェアしたいと言っていたのを知っていたので、ミニサイズを3つ作ってくれました!息子は、かなり小さい頃からだし巻き卵を作るのが好きだったので、これにしたのかな?
さばいた鶏のガラから取った出汁で柔らかく煮た鹿肉と炊いたご飯は、優しい旨味をたたえていて、卵の濃い味とよく調和していました。
ケチャップやデミグラスのオムライスより繊細で「いただきます」と言う気持ちにさせられました。
<鶏油チャーハン>
こちらは、同じくさばいた鶏の油を使い、卵、シカ肉、大根葉の3種の具をしっかりまとめ上げていました。
厨房をのぞかせてもらった時に、ちょうど息子とも仲の良い1年生の細い男の子がフライパンをあおっていました。
パラパラのお米は、そんじょそこらの主婦をはるかに上回る出来でした。0から指数(0から作ったものの割合)95!
このチャーハン、本当に美味しかった。
<シカ肉うどん>
しっかりとコシのあるうどんは、安心・安定のお味。
シカ肉の入ったつけ汁は、南伊豆の鰹節がきいていて、そのままでもごくごく飲みたいようなものでした。
<ふわふわパン>
仕上がりの綺麗さに感心!テイクアウトにして、今朝いただきましたが、その柔らかさにも感心!小麦の甘味がしっかりと感じられました。
<ザ・歴史館茶碗蒸し>
定番の茶碗蒸しにも、今回は鹿肉が入り、鰹節の出汁がきいていて、里山の恵み銀杏も加わり、さらにランクUPしていました。
<スノーホワイトシチュー>
こちらも、うなるようなお味でした。
育てた大豆を絞って作った豆乳を使っているのだけれど、いわゆる「豆乳くささ」はなく(どうやって!?)、温泉から作った塩がまた味に深みを与えていて、驚きました。
また食べたい!
<お手製かりんとう>
お通しとして出てきたので、蜂蜜ではなく、温泉の塩でほんのりと味付けされていました。
かりっと上がっていて、お見事!
<ボリスプリン>
(写真を撮り忘れた…)
こちらも、歴史館定番。
蒸し名人は、仕上がりに少し納得が行っていなかったようですが、いやいや、なめらかで充分に美味しかった。
<はちみつパンケーキ>
鶏と卵(さくらんぼのシロップ漬け)の図柄で可愛い!お持ち帰りでいただきました。
小麦粉、豆乳、卵、きのくに(和歌山)のはちみつ、すももジャムで0から指数100!
<五平餅>
ガスで焼くとガスくさくなってしまうからと、グラウンドで、炭をおこして焼いてくれていました。
味噌と蜂蜜のバランスがとてもよく、炭の香りとあいまって、よい感じ。こちらも0から指数100。
お皿にもこだわりが感じられました。
<すいとん>
山梨の郷土料理であるすいとん。
「歴史館」としては、こだわりを持って作りたかったものだそうです。
高床式倉庫で熟成させてお味噌がとても美味しかった。
2年かけて、育てた豆や野菜に、米や麦が加わり、温泉の水から塩を作り、さらにはボリスブラウンを飼うようになって卵が増え、オトナ(担任)が狩猟免許を取り、時には食材集めの旅に出、そして数週間前からの鶏や鹿の学び。
これらの学びや知恵をすべて集めて人に喜んでもらえる料理を提供し、さらにはきちんと経済もまわして次の活動に還元させるという活動。
まさに、社会・理科・数学・国語・美術・コミュニケーション能力・考える力・計画を立てて遂行する力・みんなで考え、困ったことがあったら話合い、力を合わせること…すべてが詰まった学びです。
自分の語彙の貧困さが悔やまれるのですが、舌とお腹だけじゃなくて、素材で、料理で、態度で、心も充分に満たされました。
クックパッドを見ないとお料理ができない主婦も多い中で、得られた材料を工夫し、どうしたら一番美味しくできるかに心を砕き、試作を重ね、こんなにたくさんのお料理を仕上げて温かい状態で出してくれたということ。
彼らは、もうこれはどこにでも胸を張って出ていけると思います。
成長した姿を見せてくれてありがとう!
すばらしい子どもたちと、それをさりげなく導き、見守ってくださったオトナたちです。
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Chez MOMOでは、ホメオパシー、フラワーエッセンス、ジェモセラピーによる健康相談(コンサルテーション)、望診法に基づいた食事指導や、日々の生活を楽しく健やかに過ごすための知恵をお伝えする、各種講座を行っております。
場所は、藤沢ほか、お近くへの出張もご相談に乗ります。
好評の「お台所の救急箱」は、自然育児友の会(国分寺・カフェスロー内)で3月14日スタート(→☆)♪
わずかですが、まだ残席あるようです。
「家庭のホメオパシー・セルフケア講座」への関心がとても高まってきており、新しいクラスがどんどん始まります。
【第12期 世田谷エリア】
既に始まっているコースですが、振り替えの方のみお受けできます。
第5回 4月5日(木) 10時~
第6回 4月5日(木) 13時半~
第7回 4月18日(水) 10時~
第8回 4月18日(水) 13時半~
第9回・第10回は、調整中です。
【第13期 東久留米エリア】
お子さん連れの方も参加しやすいクラスです。
3月8日スタート、月2回木曜日中心のコースで、どの日も10:30〜13:00です。
<日程(変更になる場合もあります)> 第1回 3月8日、第2回 3月16日、第3回 4月19日、第4回 4月26日、第5回 5月10日、第6回 5月24日、第7回 6月7日、第8回 6月21日、第9回 7月5日、第10回 7月12日。
【第14期 逗子エリア】
お仲間内で満席になってしまいました。振り替えの方のみお受けできます。
3月20日スタート、月1回の火曜日のコースです。
<日程(変更になる場合もあります)> 第1回 3月20日、第2回 4月17日、第3回 5月15日、第4回 6月5日、第5回 7月3日、第6回 9月4日、第7回 11月6日、第8回 12月4日、第9回 1月8日、第10回 2月5日
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