「まずは子どもを幸せにしよう、すべてはその後に続く」というA.S.ニイルの言葉をかかげ、テストも成績表もない、すべての決まりごとは話し合いで決めて、体験を中心においた学びを実践している息子の学校のことについては、何度も書いています。
小学生たちは、実にのびのびとしていて、子どもらしく、本当に素敵に育っています。
一方で、このまま行っても大丈夫なのだろうか?という一抹の不安を抱えている親御さんも少なくはないようです。
でも、中学生になると、それまでただただ自由に遊んでいたかのように見えた子たちが、ぐいぐいと音を立てるように成長し、花開いていくのが見えて、本当に感激します。
息子たちのクラスが「0から食堂(供するものをできる限り0から自分たちで得た食堂)」そして「子どもけものクラブ(里山の獣害対策)」というテーマに取り組んできたことも何度か書いていますが、いよいよ今年度も大詰め、集大成に入ってきています。
そんななか、子どもたちは、地元のレストランの方のお力も借りながら、生きている鶏をさばく、と言う体験をしました。
息子は、未就学の時と小学1年生の時の2回、ホールアース自然学校で1年間お米と共に育てたアイガモを絞めて命をいただくことを体験しています。
(その時のことは、こちら→☆)
今回は、お膳立てされたものではなく、もっと深くまで突っ込んだ話し合いをしての「命をいただく」だったようです。
鶏をさばくべきか否か…、さばくとしたら自分たちで育てた鶏なのか…、自分たちの鶏をさばく場合には、その鶏には名前をつけるか…、などなど。
正解のない深いテーマ。
息子がわたしに語ってくれた意見は
「自分たちが育てた鶏には、情がわいて可哀想になってしまうけれど、それでも自分たちの鶏をさばいたほうがいい。
なぜなら、僕たちがいつも食べているお肉も、畜産業の人たちがたくさんの動物を育てて、殺してくださっているから。
その一番大変で辛い部分から逃げちゃダメだと思う。
自分たちの鶏は、いずれ絞めて食べるのであれば(ここらへん、かなりストレートな言葉を使っています)、名前は付けないほうがいい。
殺してしまうとわかっているのに、名前を付けるのは、余計に可哀想(おそらく、これはホールアース自然学校で感じたことなのだと思います)。」
子どもたち同士でも意見をぶつけ合い、もちろん、大人も対等に議論をし、結局すべて息子が思ったようにはならなかったけれど(さばくためによそから2羽分けていただいた鶏をさばいた)、その過程はきっととても深い学びになったのではないかと思います。
(冒頭の写真は、学校のサイトから分けていただきました)
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