以前にカタログギフトでいただいた体重計が壊れてしまいました・・・ので、「修理クラブ」に出そうと思います。
息子の学校では、「プロジェクト」という、メインとなる体験重視型のクラス以外に、中学生になると教科の授業(各自の習熟度に合わせてプリントなどで個別学習をしていく)と、もう一種類、「チョイス」と呼ばれる選択授業があります。
その中の一つ、「修理クラブ」は、分解したり直したりするのが大好きな子たちが活動するクラスです。
家庭で壊れたものを、この修理クラブに出すと、まず 「直らない可能性もありますが、直ったら返してほしいですか?」と聞かれます。
YESであれば、直った時には、100円払って「ありがとう」と返していただきます。
NOの場合・・・なんと、直ったものを子どもたちはネットオークションに出すのです!
最初それを聞いたときは、中学生が学校でネットオークション!?と、ちょっと驚きました。
オークションでは、「けっこう高く売れる」らしいのですが、実はそれも、クラスの大切な活動資金になるのです。
売り上げで、例えば特殊な形の工具を買ったり、必要な消耗品を買ったりすることで、また次はより高度な修理もできるようになります。
「まずは子どもをしあわせにしよう。すべてはそのあとに続く。」というA.S.ニイルの言葉を掲げ自由な教育を行っている息子の学校では、一見子どもたちが外界から守られ、何の心配もなく伸び伸びと学んでいるかのように見えます。
もちろん、子どもたちは、オトナたちに見守られ、伸び伸びと学んでいるのですが、意外なことに(だけれど考えてみれば当たり前のこととして)「お金」のことに関しては、小さい頃からちょっとシビアに学んでます。
既定の枠のない学びを得るには、それなりのお金が必要です。
何かを試作したり、実験するための道具や材料。
自分たちのテーマにそったことを教えてくれる人生の達人に会いに行ったり、博物館や、製造工場を見学したり話を聞きに行ったりするクラス旅行。
資金を稼ぐために、作物を育てて美味しいものに加工したり、廃材からキーホルダーなどを作ったり、学校生活や研究成果をまとめて冊子として売ったりするのです。(30円とか、100円とか、例えば活動報告の冊子など高い物でも300円とか、可愛いお値段ですが・・・)
自分の持てる技術を駆使して、ものを直していくこと、知恵を絞って、喜ばれることをして、お金をいただくこと、それをまた次の活動の資金にすること。
子どもたちは、たくさんの学びを得ながら循環する社会を作るための知恵を身につけていっているように思います。
食べるものにまつわる有機的な循環も大切。だけれど、案外忘れがちなこんな循環も同じように大切だと気づかされました。
息子の学校に関するその他の投稿は、
「『待つ』ことの大切さ」 (→☆)
「感性が花開き始めるとき」 (→☆)
「晴れ、ところにより涙の会」 (→☆)
「美味しい納豆のつくり方」 (→☆)
「調べる、考える、伝える」 (→☆)
「そんなオトナでありたい」 (→☆)
です。
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こちらは、14年大切に大切に使ってきた釜定さんの鉄瓶とフライパン。
毎日のように使っていくうちに、美しく育ってきたのですが、一方で塗料が剥げてしまたり、錆がでてきてしまった部分も。
修理クラブではちょっと無理なので、釜定さんでメンテナンスをお願いしました。
一度手に入れたものは、直しながらきちんと長く使っていく・・・当たり前のことなのに、ないがしろにされ勝ちになっている気がします。
もう、消費ばかりしたり、いらなくなったらすぐに捨てる時代ではありません。
持続可能で、平和な社会のために、少しずつでも実践して発信していかなくては、と思っています。
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